高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

縮めて距離をもっと?

2010年09月11日 04時10分53秒 | ●高島平・地域の将来の“夢”
私はデザインの専門学校(阿佐ヶ谷美術学園)で3年間学び、デザイン業界に入りました。


3年間の授業の中で一番印象に残ってる授業が、文化人類学者エドワード・ホールの著書『かくれた次元』を使って行われた授業、『近接学(Proxemics)』です。

最初はデザインに、どう関係があるのか疑問だったのですが、今はこれを学べたお陰で演出論に役立ち、この学校に行って良かったと思える程、良い授業だったと思ってます。

要旨は生物は親密さの度合いが、距離に現れると云うことなんですが、ホールはその距離をこう命名しています。

○親密距離(0-45cm)

○個体距離(45-120cm)

○社会距離(120-360cm)

○公衆距離(360cm以上)


例えば親密距離は、身体的接触が容易な距離で、恋人、夫婦、赤ちゃんなどがこの距離にいることは許せるが、それ以外の人がこの距離に近づくと、不快感が伴う距離と定義してます。


昨夜、今住んでるアパートのエレベーターで、上の階に住むインド系の外国人と、乗り合わせました。

昨夜で2回目なんですが、特に親しい関係ではありません。

ところが離れた距離が、30センチ以内だったと思います。

二人だけしか乗っていないから、もっと距離が出来て当然だと思っていたので、少々戸惑いました。


日本人は近年、人間関係が希薄化して、人との距離を取ろうとしてるように思えます。

これからの国際化社会では、フレンドリーさがいま以上に必要になり、日本は逆行しているように思えて仕方がありません。

昨夜は同じアパートに住む外国の人に、そんなことを教えてもらった気がします。


皆さん、これからもっと人間関係の距離が、縮まる社会にしませんか。

少なくとも高島平は、そんな街にしたいと思います。

そんな訳でブログタイトルは、パフィーの「渚にまつわるエトセトラ」の、歌詞の一節を使わさせて頂きました。


ついで?に皆でカニ食べに行きましょうか・・・


コメント (2)
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