先日、深夜放送を見ていたら、テレ東さんの「生きづらいです2021」の中で、「日本人は会話はできるけど対話ができない」という言葉が強く印象に残りました。
日本人の特性として、同調できる人との会話はするが、対話的なことになると話のシャッターを閉じたり、攻撃に出たりする以外の方法を持たない人が多いそうです。欧米の公教育には対話(ディベート)の授業があり、わが国にはそれがないということも、少し影響しているのかも知れませんね。
たしかに、私たちは「対話が苦手」であると思います。その性癖が、結果的に自らのネットワークを狭め、他者から学ぶことや、他者を通じて自分を知る道を閉じてしまうのです。それは、個人だけではなく、政治や組織、さらには家族の中でも特徴的に見られますね。
その人の良いところを理解せずに、いわゆるレッテルを貼ることで、自分自身を安心させることが、不安の中に自分を晒し、他者に違和感を持ちながら、体の中に飲み込んで消化した上で、自らの栄養にしていくチャンスを手離してしまうのですね。
取材のテーマはドローン、取材地は東洋大学の後輩が村会議員をしている山梨県の小菅村でした。ドローンメーカー勤務の若い女子は、「ここへ来て、都会の生きづらさを克服できました」と述べていました。
ちなみに、小菅村にはまだ行ったことはありませんが、日本のたばこ会社であるJTさんの「JTの森」もありますね。