田辺寄席の今年の初席へ、連れのM氏とN氏と一緒に参加。
開口0番 は、「み」で宮沢賢治。
文太師匠の賢治への思いが、ひしひしと伝わる。
斉藤茂吉記念館、石川啄木記念館、そして宮沢賢治記念館ヘと
家族と訪れた時の話。
「雨にもマケズ」の朗読。・・・・・良かったです。
落語家さんの、暗記力、記憶力、に脱帽。
噺家さんは、年がいってもできるのではなく、
頭の回転の練習を繰り返すので、長生きかと、感心。感心。
「テン十公園林」がお勧めとか、是非購入して読んでみようと。
一番手は、桂壱之輔さん。
マクラは、競馬の重賞優勝馬の馬主の優勝金が、1.5億円。
それを稼ぐには、今の私では、200年かかると。
割ると年収が解るので、頭で計算しなはんな。・・・と。
演目は、「狸賽」。
狸のカワイさ。真からのバクチ打ちではない主人公の人の良さ。
子供向けの絵本を見てるよう、好演。
二番手は、桂福矢さん。
「いかけ屋」が、10分たらずの話なので、マクラをたっぷり長めにと。
2年前の彼女(名前は有名お人形と一緒)との、別れ。
生まれ故郷の漁師町の様子。のハナシ。
几帳面な福矢さんと、おおらかな彼女とのGAP。
「福矢さん、それはやっぱり、こまかすぎまっせ。」と
随所で、心の中で、突っ込み。
でも、落語は、最終的に、「人柄の芸」。
今回が、「大安売り」、「子ほめ」に続いての、三席目。
除々に、福矢さんの、淡々とした薄味が、
私にも、沁みてきました。
演目は、「いかけ屋」、春団冶一門のオハコ。
話は、悪ガキと言えども、今の悪とは大違い。
年の超えた、近所の子供が外で遊んでいる様子が、ありありと。
最後のサゲは、「皆、コイコイのコイコイコイ。
悪いやつばかりが寄りまして、またゾウロ、
うなぎ屋を泣かします。」
お馴染みの「代書屋」という・・・・・・・あら、ら。
いや「いかけ屋」というバカバカしいおうわさで、
ここで、サゲ、「まちがう」のは、ホンマ勇気いりまっせ。
三番手、は尊師、桂文太さん。
演目は、「愛宕山」。・・・ちりとてちんの草若師匠、唯一のネタ。
さすが、文太師匠、よろしおましたな。
特に、太鼓持ちの二人が、山へ登るときの歌。
(「愛宕山坂」という上方端唄らしいが)
その息を切らしながら、唄い、登っていくさまは、
思わずこちらまで、力が入ってしまう。
愛宕山はきつい山というのが、ヒシヒシと伝わる。
「落語の芸」とは、奥深い。
でも、その文太師匠でも、あららのマチガイ。
谷底ヘ、降りる際、まだ傘も待たず、準備もできていないのに、
繁八にだんなが、「一八の背中をつけ」と・・・・、あら新演出か。
すぐさま、茶店で傘を調達、いつもの筋立てに戻りましたが。
パプニングは、連鎖するものなのか。
金はもって返れなかったが、命は助かって、めでたしめでたし。
休憩で
おぜんざいのふるまい。
寒い中、甘いぜんざい、つき立ての餅のやわらかいこと、
田辺寄席の暖かさが、凝縮していました。
四番手は、桂春雨さん。
小佐田定雄さん作の、「心中縁網島」。「心中天網島」の現代版。
心中するほどの、恋愛とは、いかなるものか。
登場人物の、ふるまいは、あっさりしていて、案外、今風か。
春雨さんの、体重は51㎏。心中には、もってこいのお姿でした。
とりは、桂梅団冶さん。
「鉄道写真マニア」。いやいや「、本格派、落語家」。
初めての、出会いだが、たっぷりと、落語の世界ヘ。
清八の機転。
喜六の抜けているが、人柄の良さ。
、、、、担いで帰るときの、あの笑顔。
番頭の商売熱心であるがゆえの、あわてぶり。
誰もが、イキイキ。
登場人物がイキイキすれば、噺もイキイキ。
その後の、喜六、清八、の暖かい友達づきあいぶりを、
のぞきたくなるぐらいの、楽しさ。
田辺寄席(繁昌亭もそうだが)の良さは、
多くの、噺家さんとの出会いがあること。
でも、またまた、聴きたくなる噺家さんが
増えれば増えるほど、からだはひとつ。
悩みも、増えますな。
第448回、田辺寄席
2008年1月19日(土)午後6時10分開演
一、、桂壱之輔・・・・・・「狸賽」
二、、桂福矢・・・・・・・・「いかけ屋」
三、、桂文太・・・・・・・・「愛宕山」
四、、桂春雨・・・・・・・・「心中縁網島」
五、、桂梅団冶・・・・・・「壷算」
08-04
開口0番 は、「み」で宮沢賢治。
文太師匠の賢治への思いが、ひしひしと伝わる。
斉藤茂吉記念館、石川啄木記念館、そして宮沢賢治記念館ヘと
家族と訪れた時の話。
「雨にもマケズ」の朗読。・・・・・良かったです。
落語家さんの、暗記力、記憶力、に脱帽。
噺家さんは、年がいってもできるのではなく、
頭の回転の練習を繰り返すので、長生きかと、感心。感心。
「テン十公園林」がお勧めとか、是非購入して読んでみようと。
一番手は、桂壱之輔さん。
マクラは、競馬の重賞優勝馬の馬主の優勝金が、1.5億円。
それを稼ぐには、今の私では、200年かかると。
割ると年収が解るので、頭で計算しなはんな。・・・と。
演目は、「狸賽」。
狸のカワイさ。真からのバクチ打ちではない主人公の人の良さ。
子供向けの絵本を見てるよう、好演。
二番手は、桂福矢さん。
「いかけ屋」が、10分たらずの話なので、マクラをたっぷり長めにと。
2年前の彼女(名前は有名お人形と一緒)との、別れ。
生まれ故郷の漁師町の様子。のハナシ。
几帳面な福矢さんと、おおらかな彼女とのGAP。
「福矢さん、それはやっぱり、こまかすぎまっせ。」と
随所で、心の中で、突っ込み。
でも、落語は、最終的に、「人柄の芸」。
今回が、「大安売り」、「子ほめ」に続いての、三席目。
除々に、福矢さんの、淡々とした薄味が、
私にも、沁みてきました。
演目は、「いかけ屋」、春団冶一門のオハコ。
話は、悪ガキと言えども、今の悪とは大違い。
年の超えた、近所の子供が外で遊んでいる様子が、ありありと。
最後のサゲは、「皆、コイコイのコイコイコイ。
悪いやつばかりが寄りまして、またゾウロ、
うなぎ屋を泣かします。」
お馴染みの「代書屋」という・・・・・・・あら、ら。
いや「いかけ屋」というバカバカしいおうわさで、
ここで、サゲ、「まちがう」のは、ホンマ勇気いりまっせ。
三番手、は尊師、桂文太さん。
演目は、「愛宕山」。・・・ちりとてちんの草若師匠、唯一のネタ。
さすが、文太師匠、よろしおましたな。
特に、太鼓持ちの二人が、山へ登るときの歌。
(「愛宕山坂」という上方端唄らしいが)
その息を切らしながら、唄い、登っていくさまは、
思わずこちらまで、力が入ってしまう。
愛宕山はきつい山というのが、ヒシヒシと伝わる。
「落語の芸」とは、奥深い。
でも、その文太師匠でも、あららのマチガイ。
谷底ヘ、降りる際、まだ傘も待たず、準備もできていないのに、
繁八にだんなが、「一八の背中をつけ」と・・・・、あら新演出か。
すぐさま、茶店で傘を調達、いつもの筋立てに戻りましたが。
パプニングは、連鎖するものなのか。
金はもって返れなかったが、命は助かって、めでたしめでたし。
休憩で
おぜんざいのふるまい。
寒い中、甘いぜんざい、つき立ての餅のやわらかいこと、
田辺寄席の暖かさが、凝縮していました。
四番手は、桂春雨さん。
小佐田定雄さん作の、「心中縁網島」。「心中天網島」の現代版。
心中するほどの、恋愛とは、いかなるものか。
登場人物の、ふるまいは、あっさりしていて、案外、今風か。
春雨さんの、体重は51㎏。心中には、もってこいのお姿でした。
とりは、桂梅団冶さん。
「鉄道写真マニア」。いやいや「、本格派、落語家」。
初めての、出会いだが、たっぷりと、落語の世界ヘ。
清八の機転。
喜六の抜けているが、人柄の良さ。
、、、、担いで帰るときの、あの笑顔。
番頭の商売熱心であるがゆえの、あわてぶり。
誰もが、イキイキ。
登場人物がイキイキすれば、噺もイキイキ。
その後の、喜六、清八、の暖かい友達づきあいぶりを、
のぞきたくなるぐらいの、楽しさ。
田辺寄席(繁昌亭もそうだが)の良さは、
多くの、噺家さんとの出会いがあること。
でも、またまた、聴きたくなる噺家さんが
増えれば増えるほど、からだはひとつ。
悩みも、増えますな。
第448回、田辺寄席
2008年1月19日(土)午後6時10分開演
一、、桂壱之輔・・・・・・「狸賽」
二、、桂福矢・・・・・・・・「いかけ屋」
三、、桂文太・・・・・・・・「愛宕山」
四、、桂春雨・・・・・・・・「心中縁網島」
五、、桂梅団冶・・・・・・「壷算」
08-04