ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

こんな山間まで落語が~第1回・やまあい寄席

2008-11-09 00:27:17 | 落語
和泉市南部リージョンセンター


昨日は、海よりに15分の岸和田浪き切ホールヘ
今日は、河内長野に向かって15分の170号線沿いの「道の駅」風
和泉市南部リージョンセンターで、第1回目のやまあい寄席。、
そして、出演は、大好きな、吉坊さんが、この片田舎に。
まあ、落語ブームは、浸透していってます。

客席は、200人は入るホールに、ゆったり70席。
落語目当てと言いながら、本日生落語の初の方、8名ぐらい、
繁昌亭経験者、6名ぐらい。こうして落語本来の良さを知って頂く
地域寄席の役割りは大きいですな。ブームが去ったあとでも残るよう
お客様と一体になった盛り上げが必要ですな。


一、桂吉坊・・・・・・・・・・「つる」

出てくる前に、前のご夫婦、パンプレットを見て
知らん人ばっかりやなと。何を言うてんねん。
実力たっぷりの噺家さんやで。
ましてや、私は吉坊さん目当てに来ているのに。
聞いてびっくりしなはんなや・・・。

本舞台から出てきて降りて、又舞台前の高座に上がる
吉坊さんも初めての経験と。

マクラにたっぷり、20分。
落語について、懇切丁寧に説明。
まずは、なじんでもらおうという姿勢がありありと。

落語は、お客さまのイマジネーションが大切。
上方落語は野外で始まり、歩く人のあしどめからスタート
しかし、江戸落語は、室内のお座敷芸で始まったので、
贔屓スジが中心なので、あえて笑いをとる必要が無いと。
落語の生い立ち。
そして、小拍子、扇子、手拭、などの小道具と膝隠しなどの説明、
懇切丁寧で一回目の会開催に相応しい。

米朝師匠の話、小噺等を挟みながら、お客様の反応を探る。
そして始ったのが「つる」、基本中の基本。
笑いの基礎のエッセンスが詰った噺。
繰り返し、覚え間違い、言い間違いでほんのりの笑いで進む。

やり終った後、後ろの客が上手いなぁ。おもしろいなぁと。
そうでしゃろと、思わずこちらまでうれしくなる。


二、桂佐ん吉・・・・・・・・「手水廻し」

左ん吉さんの「手水廻し」。
田舎の旅館の前の風景描写が大好き。
なぜか左ん吉さんと共に、のどけさとほのぼのさが伝わる。

只、今日の、長頭さん、回すのが遠慮がちで
いつもより、頭が短く感じましたで。


三、桂吉坊・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」

めっきり寒くなった日に、冬の噺「ふぐ鍋」
サゲは、おこもさんの
「ほたらわたいも安心してこれからゆっくり頂戴致しますと」
それを聞いていて、後ろの男の人の、解らんわという言葉に、
連れの女性の方、「食べてへんかったんや」と説明・・・。
ほのぼのとしたお客様でいっぱい。
やまあいの風が、ホールの中まで、微笑ましく
流れ込んできましたで。

次は、来年の1月。近いだけにまた足を延ばしたいと思います。

道の駅だけに、外にある、野菜と果物も新鮮で、楽しみでっせ。


第1回・やまあい寄席
2008年11月9日(日)午後2:00開演
和泉市南部リージョンセンター・他目的ホール

一、桂吉坊・・・・・・・・・・「つる」
二、桂佐ん吉・・・・・・・・「手水廻し」
三、桂吉坊・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」

08-63
コメント (3)
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