ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

飲んで帰って即「寝床」~鶴二さんの「寝床」・中津寄席

2008-11-28 11:45:04 | 笑福亭鶴二
・・・・・・・・・・・・・中津寄席の壁面・出演者の写真と色紙・・・・・・・・・・

今日は、鶴二さんの「寝床」、目当てに、中津寄席に、
梅田から迷いながら、提灯を見つけて、中津商店街の会場に。

入る際、お夜食として、おにぎりとゆで卵を頂く。
中入りに頂戴したが、空いているお腹には
少量だが、これがまた美味い。・・・会の味ですなぁ。

今年の2月からスタートして、今月で10回目、
来月は師走で遠慮したので、今年最後の中津寄席。

左壁面に、今までの出演者の写真と色紙がきれいにディスプレイ。
写真は、どれも演者の熱演ぶりが伺える、良い写真が並ぶ。


一、笑福亭瓶吾・・・・・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」

出て来るなり、娘さんの話、色々ありましたが、
学園祭でビデオをとりに行って、大失敗の巻。
家族の話の瓶吾さん、お父さんでもあり、
人柄そのものが出て、微笑ましい。
でも今年45才とは・・・・なんにびっくり。

噺は、これまた世にも不思議なおはなし。

友人の思い込みもありーの、本人の頼り無さも加わり、
自分の行き倒れの死体を、本人が引き取りに。

この噺、その時その時に、お客も一緒に納得されなければ・・・。
身体浮遊のごとく、難しい噺ですな。

瓶吾さん、頑張って更に磨きをかけた、
「粗忽長屋」また聴かしてください。


二、ナオユキ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「スタンダップ」

まか、不思議な、芸人さん。・・・ナオユキさん。
出てくるなり、ボソボソと喋り出す。
聞く耳を立てるとは、この様なことかと。

内容は、世の中を斜交いに、そして客観的に。
でも愛情たっぷりな目で、厳しくみる。
視点が斬新で、おもしろい。

でも、内容がきついだけに、あのつぶやき的トーンで
中和される。大きな声で叫ぶと、右翼の凱旋車に。

話はおもしろくそれでいて、モラル、常識が根底にある。
オブラートに包んだ「毒舌」。・・・癖になりまっせ。

12月12日、本町のJAZZ、BARに出演。
覗いて見たくなる禁断の芸ですな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「寝床」

もう少し、親旦那の喜怒哀楽が激しく欲しかったかなぁ。
でも、長屋連中の日頃の仲の良さがでて、嫌と言いながら
それなりに、楽しんでいる様子。

食べるだけ、食べて、鼻ちょうちんで気持良く寝る提灯屋。
死ぬの殺されるの大騒ぎの割には気楽なもの。

今までの、枝雀師匠の「寝床」、南光さんの「素人浄瑠璃」が
聴きなれているだけに、鶴二さんの今日の「寝床」。
どこまでが、本筋で、どこまでが鶴二さんのアレンジか解りませぬ。

でも、鶴二さん、いつもながらの、すっきりとしたまとまり感は、
よろしおましたで。


帰り道でのI氏との 、うだうだばなしは、おもしろおました。


淀川左岸・中津寄席・兆候の会
2008年11月28日(金)午後7:00~
中津商店街・フリーマン

一、笑福亭瓶吾・・・・・・・・・・・・・・・・「粗忽長屋」
二、ナオユキ・・・・・・・・・・・・・・・・・・「スタンダップ」
中入り
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・「寝床」

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする