ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

音楽祭で浪曲~菊地まどか

2008-11-25 07:27:33 | 浪曲・講談・漫才
・・・・・・・・・・・西岡優子・・菊地まどか・・虹友美・・・・・・・・・・・・・


雨しぐれの、中之島、中央公会堂で、M田夫妻と待ち合わせ。
会場250名の大入満員。浪曲の演台の後ろに、ピアノ。
何が始るのか、ワクワク感でいっぱい。


一、浪曲「赤垣源蔵」

まどかさん、虹友美さんの三味線を携えて、着物姿で登場。

噺は、赤穂浪士、赤垣源蔵が兄へお別れの挨拶ヘ行き
会えずに帰る。
それだけの筋立てなのに、兄弟のお互いの想いが、
随所に見え隠れして、三味線と相まって、目頭が熱くなる。
夫婦愛、親子愛、そして昔は兄弟愛もあったのですな。

まどかさんの浪曲・・大正ロマンのホールに響きわたる。
声量たっぷりだけに、マイクなしの、肉声で聴きたいものだ。
本物、実力派には加工は不要、自然が一番でっせ。

二、嫁ぐ日・・・・・overture

西岡優子さんの、ソロピアノ。
まどかさんのふし回しを譜面にとって、アレンジ。
ジャズ的要素も入って、楽しい曲に。
ラウンジ、サロン風で、ご本人も楽しそうに。

三、嫁ぐ日・・・・・宮本麗子、作

まどかさん、再び登場・・・なんとドレス姿・・・かわいい・
花嫁さんのお色直しみたい・・・・まさに、「嫁ぐ日」。

「嫁ぐ日」のピアノ、三味線、まどかさんのコラボバージョン。
歌の部分は、歌謡浪曲のようであり、
ピアノと三味線のデュオのようであり、
もりだくさんで、それでいて上手くまとめられている。

新しい試みだが、まどかさんの浪曲と虹さんの三味線で
涙腺が緩くなってきた時、ピアノが入ると涙が止まる。

音程、音階だけでは無く、
日本人の心を揺さぶる響き、音色、とかがあるのか。
では、西洋人が涙する楽器、音色は何があるのか。
まあ、泣きたい私には、従来の浪曲スタイルがベストですが。

でも、外国ヘ行くほど、日本が好きになる人がいる様に、
まどかさんの芸への飛躍の為に、色々な試み、大いに結構。
チャレンジしなければ、何も解らない、何も答えがでない。
今日も十分堪能、大いに楽しませてもらいましたで。

まどかちゃん、浪曲に新風を、ますます進化する
まさに21世紀の浪曲ですな。




雨しぐれの、淀屋橋、M田夫妻とお茶をして帰路に。



菊地まどか・浪曲リサイタル
2008年11月24日(月)12:00開演
大阪市中央公会堂・中ホール

一、浪曲「赤垣源蔵」
二、嫁ぐ日・・・・・overture
三、嫁ぐ日・・・・・宮本麗子、作
、、、、、、、、、、、洋琴三弦浪曲・・・・ピアノコラボレーション

浪曲・・・・・菊地まどか
ピアノ・・・・西岡優子
三味線・・・虹友美
コメント
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