ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

奥さんの誕生日に京都散策

2011-08-15 23:05:58 | 街で
今日は、奥さんの何十何回目のお誕生日・・・・・・つれもって京都へ。

襖絵を見ようと、まずはおけいはんに乗って、七条で降りる。
前に読んだ柴門ふみさんの「ぶつぞう入門」が気になっていたので、まずは三十三間堂へ。

★三十三間堂(妙法院蓮華王院)

1001体の「十一面千手千眼観音像」が、宝塚のレビューのごとく並ぶ、圧巻。
その前の、慶派の二十八部衆は、説明を読めばそのままのお姿、「捻りなさい」と言いたいぐらい、一つ一つが解りやすい。
そして両端にある、風神、雷神は、片膝立てて力強く、カミナリ様と風の神の下界を見下ろす姿は、カッコいい。


館内は撮影禁止なので、通し矢の行われる120mの本堂を。

★養源院



三十三間堂を出て、入口はすぐ東側なのに、大雑把な地図を頼りに歩けば、智積院まで行ってぐるっと一周。

入れば、志村けんのコントに出てきそうなおばあさんが、各部屋部屋に入る度に、カセットデッキのスイッチを押して、
説明ガイドを流す・・・・目的は、俵屋宗達の杉戸絵、象や麒麟、獅子など当時珍しい生きものを描いているが、麒麟だけではなく
象あたりも、実際見たわけではなく、聞き伝えでこの様な絵になったのでは思えるぐらい、デホルメされている。


絵葉書より転用・・・実際はうすボケてみえ難い。

本堂の中には、鶯張の廊下で、左甚五郎作とか、そして「血天井」、伏見城落城のおり、将志が自刃した廊下の板の間を
この天井に張り、弔ったもので、先ほどのお婆さんが、竿を持って天井を指し、あそこが鳥居元忠様のお顔、お足、片膝と手の型
説明すると、キャーと若い女の子の悲鳴・・・・・・・・男の私でも、、霊を弔うと云えども、怖い風習ですな。

★昼食・・・彩席ちもと

四条大橋の鴨川沿いの、ちもとで昼食。
彩点心、を冷えたビールと共にいただく、お値打ちにて、美味。
夏のほてってた汗と身体がスッと引いていく・・・京都でいただいてるという気だけで、心地よい。


14種類のぎっしり詰まったお弁当に、玉子宝楽という茶碗蒸しと、今日は鱸御飯がつく。・・・大満足。

★建仁寺

ここも「風神雷神図」の襖絵をお目当てに、・・・でもよく調べると、本物は京都国立博物館に。
ここに有るのは、CANONさんが最高技術で復元したもの、上海万博出品後、こちらへ。


俵屋宗達作・・・・・落款も印象もないのが、逆に、自信の表れか。


金沢翔子さんの書「風神雷神」
若き書家である金沢翔子さんが書く「風神雷神」には、娑婆の一般人の邪念がなく、俵屋宗達にも劣らぬ名作である。

ここでは、お盆なので特別、お坊さんのお説教をたまわる。
普段は一切してないらしいが、この頃京都へ来た観光者から、京都にはお寺さんは多いが、お坊さんの姿、読経している
ところなんぞ一度も見たことがないと、苦情が寄せられており、今日は時間があるので、少しお話を・・・と。

夫婦円満の五つの秘訣とか、合掌の意味とか、五百生の輪廻であり、家で飼っているいる犬や猫も本当に家族であり、
次の世では、逆に彼らが人間の姿をしており、あなた方が犬や猫になっているかもしれない・・・。
家にあるもの、家具でも、ちょっとした道具など、すべてのものには命があり、大切にそして愛情を持って接することであると。

お念仏の意味はと、お家のお住職さんに一度聴いてください、でもお念仏にはリズムというか、宗派は違いますが、
朝は「南無妙法蓮華経」、寝るときには「南無阿弥陀仏」と声に出して唱えるだけで、元気になるものですと。

いや、ほんと説法を聴いて、夫婦つれもって、京都に来て良かったと・・・・感じる。


法堂の天井の雲龍図、平成十四年、小泉淳筆の「双龍図」、108畳の壮大なる画。


★花見小路、衹園、白川



四乗で風呂敷、手拭を買ったりしながら、「群虎図」をお目当てに、南禅寺へ。

★南禅寺

途中、美しい赤煉瓦の水路閣、発見、


南禅寺を拝観しようとすると、なんと既に受付終了、折角タクシー飛ばして来たのに残念。
そうか、お寺さんは結構、早じまいなんだ。・・・・要注意ですな。


三門、行の潜る時には楼上に人が登っていて、帰りにと思っていたのに・・・・・・。


せめても極楽に近づければと、帰り道の道沿いにあった蓮池。


南禅寺の「群虎図」、二条城の「松鷹図」は、次回のお愉しみでおますな。


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