ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第四回・正覚寺寄席~鶴二長講一席

2011-08-28 23:12:02 | 笑福亭鶴二

正覚寺


阪堺線「塚西」から徒歩3分。

ぽんぽ娘さんに、文鹿さん、そして暁照夫師匠・・・トリは、鶴二さんの「らくだ」。
盛りだくさんで、楽しみですな・・・。


満員のお客様


立派な高座

一、桂ぽんぽ娘・・・・・・・・・・「寿限無」

前説にでてきた、鶴二さん曰く、ぽんぽ娘さん、今年10月に結婚、そしてお腹には・・おめでたとか。

高座が高いので、昇り降りにも、お客様もハラハラ・・・。お茶子さんもや、るぽんぽ娘さんに替って
前のお客さんが、見台を運んだり、名ビラをめくったり、まさに、地域寄席の良さですな。

マクラは、高座は一流、立派な本堂のこの会場の雰囲気も一流、お客様も一流、
合わせて、三流の落語会・・・・イヤイヤ・・いつもながらの、毒舌、ツッコミ。

噺は、お得意の「寿限無」、江戸の喋りに、違和感はないが、かん高い声が、お堂に響きわたる。
普段の喋りは、大いにツッコミ上手だが、落語においては、一切崩すことは無い。・・・感心。

年末には、産休で落語はお休みとか、嫁入り前のぽんぽ娘さんの高座はあと少しですよ。


二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・「淀川」

東京でいう「後生鰻」、昔、松之助師匠で聴いた覚えがあるのだが・・・筋はうら覚え。
お題の「淀川」は、河川の淀川ではなく、舞台の魚屋の屋号が「淀川」のはず。

噺は、ご出家が魚が活きづくりにされるをみて、買いとって川に逃がす。
味をしめた、魚屋は、次は鰻と次々、用意する。最後は文鹿さんは、赤ちゃんではなく、
おかみさんを、まな板の上へ・・・・・思惑どおり、ご出家は買いとったが、いつものごとく
橋の上から、川へ、ザブン。 赤ちゃんでは、命に関わるので、おとなの女性に。
このあたり、文鹿さんらしい、優しさか。

こんな、レアな噺、文鹿さん、似合いますな。


三、暁照夫・・・・・・・・・・・・・・「三味線道楽」

74歳とか、照夫師匠のお元気な舞台。

鶴二が可愛いとか、お住職さんが素敵とか、客席も巻き込んで、お姉色で弄り倒す。
でも、三味線を弾くと、背筋が伸びて、芸人としての生真面目さで、大熱演。
都々逸ではじまり、浪曲調で「金色夜叉」、そして長唄の「狸」へ。
汗びっしょりで、弾ける撥が凄い・・・道頓堀アワー、宮川左近ショー、良き昭和を
思いださせてくれる、照夫師匠の、三味線でおました。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「らくだ」

本日で、四回目の鶴二さんの「らくだ」・・・・凄い。
いまだ進化中、聴くたびに、笑える箇所が増えていく。

紙屑屋が酒を呑まされて、だんだん本領を発揮・・・これが、酔いっぷりも凄いが
らくだの死体を前に、ゆったりと時間が過ぎていく,噺っぷりに余裕が溢れる。

次の、鶴二さんの「らくだ」予定は
9月10日(土)PM1:15・・土塔庵寄席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・土塔庵(深井)・・・・・・・TEL06-6845-2258

9月17日(土)PM5:00・・笑福亭鶴二独演会・・・・・・・・・・・・・・・・・国立文楽劇場・・・・・・・(・前売券、完売。)



第四回・正覚寺寄席~鶴二長講一席
2011年8月28日(日)午後2:00開演
正覚寺本堂

一、桂ぽんぽ娘・・・・・・・・・・「寿限無」
二、桂文鹿・・・・・・・・・・・・・・「淀川」
三、暁照夫・・・・・・・・・・・・・・「三味線道楽」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「らくだ」

11-25-111


本日の主役、照夫師匠に、鶴二さん、正覚寺住職。


打上げは、玉出、中華料理の「姜」。




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