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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

東のさん生、西の鶴二・・その参~江戸で「らくだ」

2011-10-25 00:08:33 | 笑福亭鶴二
月曜の朝からの仕事が入っているので、前日から東京へと思っていると、
何と、鶴二さんが、神楽坂の毘沙門天で落語会を・・・・・知ってしまったからには馳せ参じなければ・・・・。
鶴二「らくだ」、さん生「妾馬」の長講二席。・・・・お江戸の方の、鶴二さんの「らくだ」への反応が楽しみですな。


神楽坂毘沙門天・・表に、三三さんのポスター。ここで、普段から色んな落語会があるらしい。


飯田橋から神楽坂へ、少し早めに着いたので、またしても神楽坂、街探索。
今日はお祭りなのか、ボーイスカウトの出店はあるはで、通りは人でいっぱい。
裏通りに入れば、あちこちのこじゃれたレストランに若い女性が列をなして並んでいる。
小粋でお洒落な、街・・神楽坂。


書院の舞台・・・用意した60人分の座布団に約45人のお客様。

一、柳家おじさん・・・・・・・・・・「狸の札(サツ)」

権太楼さんの、6番弟子。芸名がなんと、「おじさん」。
最初、プログラムをみたとき、開口一番で、おじさん。
てっきり、住職のご挨拶か、素人さんの落語と思っていたら、32才で入門、御年、36才の前座。
二つ目、真打と階級の厳しい東京。・・・・真打になるには、何歳になる事か。
他人ごとながら、心配してしまう。

凄い、名前・・・おじさん(何でも有りかと、思ってしまう)。
でも、権太楼師匠、熟考してつけられた名前だと思う。
年いっているので、年下の先輩から、「今度入った、あのオジン」とか陰口たたかれるなら、
居直ってつけてしまえば、呼び捨てにしても「掃除しとけよ、おじさん」、「それ取ってよ、おじさん」、、「・・・おじさん」、「・・・おじさん」と皆から、さんづけ。
なんて、シャレた、命名なのか・・・師匠のセンスに感服いたしあす。

噺は、狸の恩返しシリーズから、「狸の札」、生では初めて聴く。
きっちりとした口調で、笑いは起きないが東京の方の、開口一番は新鮮。
何が新鮮・・・・ゆるい緊張が新鮮。

これからも、東京の前座の方との出会いも増えそう、がんばれ、「おじさん」


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「らくだ」

今日は、見台無しでの「らくだ」、三回目だが、本日初めて来た人が大半なので、
では、自己紹介と・・・笑福亭松鶴の一番下の13番目の弟子ではじまり、
入門からのエピソードをなんと15分もお喋り・・あとに長講の「らくだ」なのに・・・。

「らくだ」は、あの独演会まで、練に練り上げた時とは違って、ゆとりの一席。
紙屑屋が酔ってから、あちらこちらで、いつもと違う言い回しがあったが、
まるっきり、気にならない。・・・逆に、酔ってしまってからは、余裕さえ窺える。

よくいう「腹に入った」というか、「らくだ」が鶴二さん自身が気持ちよくできる
持ちネタになったように思えた。

追伸・・・東京のお客様参にも、「らくだ」、よううけてましたで・・・ちょっと御報告まで。


三、柳家さん生・・・・・・・・・・・・「妾馬」

「妾馬」、上方では「八五郎出世」・・・おもしろいな、八五郎が喋る、ぶっきら棒な喋りが、江戸弁と重なって、小気味良い。

酒を呑み、上座にいる妹を見つけてからは、最高。
母親を一度呼んで、赤ん坊の、孫の顔を見せてやってくれよ・・・・と。
心の中での叫び、「おまえ、幸せか・・・。」が、聴こえそう。
笑いもあり、それでいて、ちょっと、しんみりさせてくれる、さん生さんの「妾馬」

私は、こういう江戸落語が、ほん好きですなぁ。


9月の博品館劇場での、さん生さんの「天狗裁き」が動画で見れます。
http://misanga.fuity.co.jp/program/73


東のさん生、西の鶴二
2011年10月23日(日)午後2:00開演
神楽坂毘沙門天書院

一、柳家おじさん・・・・・・・・・・「狸の札(サツ)」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・「らくだ」
仲入り
三、柳家さん生・・・・・・・・・・・・「妾馬」


さん生さんの打上げに参加。大阪の打上げメンバーとは違って、劇作家、音響さん、照明さんといたってクリエーティブな方ばかりで、ご贔屓さんというより、さん生さんのブレーンとい方々。
・・・・・でも、鶴二さんのファンの大阪代表として、孤軍奮闘してきましたで・・・。



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コメント (2)
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