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こじんまりとした高座。
さばの湯大学で、福島へ。またまたまたまた立川談四楼さん、四回目の登場。
カレー屋さんの二階に、20人の落語通が集合、落語作家の小佐田さんのお顔も。
対談も打ち上げでの談四楼さんのお話し。
人柄と豊富な話題に、愉しいひとときを。
一、立川談四楼&東野ひろあき・・・・「対談」
席亭の東野さんと談四楼さんとの対談。
今回で四回目ですが、実は息子さんがプロボクサーで今関西で活躍、
昨日も住吉で試合があり、こうして翌日はここで独演会をのお決まりのパターン。
昨晩の試合は辛うじて小差での判定勝ち、今12勝6敗3引き分けだが、
関西へ移ってからは、8連勝中とか、遠慮がちに息子の話をする談四楼さん、
とっても嬉しそうで、親バカぶりがチラチラ・・・。
そして、豪華客船「飛鳥」のクルーズに乗ってのお仕事のハナシ。
この前は、オーストラリアまで行って乗船、そこから日本に向かっての帰り便で落語を・、
お客様は、ほとんど仕事を終え、人生をゆっくり愉しんでおられる方ばかりのご旅行。
船内は何でもあって、日本人はダンスや書道や色んなカルチャースクールに入って
ゆっくりする間も無いぐらい、一日中忙しく動き回っている。
ある方は、船がドックに入る以外はすべて乗船していて、ホテル替わりで年間契約とか
食事はついているし、部屋の掃除もOKだし、実際お住まいの処はないらしくて
談四楼さん曰く「日本一、リッチなホームレスだ」と、
三年以上乗られて、船だけに、既に千泊達成とか。
楽しい話題で、30分弱の対談終了。
二、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・・・・「巌流島」゛
船つながりではないが、船頭がでてきて「巌流島」へ。
今迄聴いたのは、諭すのは老侍であったが、
談四楼さんはキセルの雁首を落とした侍より更に若い侍。
果たしあいで決着をつけようとなり、思わぬ展開に顔面蒼白。
機転を利かすのは侍ではなく、船頭。
サゲは、飛びこんだ侍が、雁首を川底より持ち帰ってきて終わり。
このあたりのナンセンスさは、敢て落語的でおもしろい。
粋さのある「巌流島」でおましたで。
三、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・・・・「柳田格之進」
お馴染みの講談ネタ。
普通、娘は気が狂ったり、廃人のようになったり、
挙句のはて番頭と結婚までのハッピイエンドで終わる方もあるなか。
談四楼さんのは、娘を吉原に預けるとすぐに仕官の道がひらけ、娘が
お客の前にでることもなく戻って来たが、一歩でも廓に足を入れたことを恥じ、
水しか喉に通さず、痩せ衰えていく。
悲劇にもせず、と言ってハッピイエンドにもせず、
この中庸的扱いが、談四楼さんらしさか。
サゲも、碁盤を真っ二つ、散らばる碁石を見て「これで良いのだ」、
「ちゃんとこの様に白黒がついたではないか」、なまなましいのは苦手な談四楼さん。
さらりとした、大人味の「柳田格之進」でありました。
次の試合はいつと、スーパー・バンタム級、高田 小次郎選手の試合日程が気になる
談四楼さんの、さばのゆ独演会でおました。
さばの湯大学�・立川談四楼落語会
2013年3月25日(月)午後7時30分開演
福島、さばの湯
一、立川談四楼&東野ひろあき・・・・「対談」
二、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・・・・「巌流島」
三、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・・・・「柳田格之進」
13-13-57
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