第17回・笑福亭鶴二独演会
第13回に続いての二回目の国立文楽劇場での独演会。
楽屋の鶴二さんの暖簾。
楽屋口に並んだ、ご贔屓からのお花・・・。
楽屋内のお花・・・。
本日の進行表
終演後にお見送りされる鶴二さん。
一、森乃石松・・・・・・・・「動物園」
さらりとコンパクトな「動物園」
このあっさり感が逆に、好感。
南天さんに慣れ親しんだ「動物園」の骨組みをしっかりと見せてくれた
石松さんの「動物園」でおました。
二、笑福亭鶴二・・・・・・「作文」
「待ってました」の声援の中、本日の主役、鶴二さんの登場。
まずは、この753名も国立文楽劇場に立見がでる位の大盛況の大入りに
まずは、お礼の口上。
昨年からはじめた創作落語で、今回は文枝(三枝)師匠に直々つけて頂いた「作文」
「替り目」の夫婦ような.「芝浜」の夫婦ような、「子は鎹」の夫婦のような、現代版。
鶴二さんも言っておられた昭和の初めの「三丁目オールウェイズ」の様な
家族が一緒に暮らす、ことなく懐かしさが漂う。
でも、子供の影響力というのは、今も昔も変わらんもんですな。
創作をやりだしてから、肩の力が抜けて、ほんわか度が更に増した
鶴二さんの落語でおます・・・・。
年に一本は、創作落語、何か紹介して欲しいですな。
三、桂文鹿・・・・・・・・・・「淀川」
シャイなのか、何か世間に斜に構えているような武骨さがキャラの
文鹿さん・・・・・今日は、特にその度合いが強いような・・・。
噺は「淀川」、東京でいう「後生鰻」。
向こうでは、まな板にのせるのは赤ん坊、それではあまり過ぎると、
文鹿さんのは、女房を・・・・・・・ザブン・・・・ブラックユーモアの極致。
でも女房に置きかえる、このあたりの気づかい、よろしいな。
四、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」
「小倉船」、前半は問答、後半は踊りが入っての音曲噺。
後の「井戸の茶碗」と先ほどの「作文」と三つの噺の中で
お客様に本日の一番は何と聞くと、三者三様・・・・。
お着物お召しになっている方は、花柳旭叟お師匠さんの踊りの関係のようで
やはり「小倉船」がお気にめしているようで・・・。
まあ、鶴二さんの、浦島の踊り、背筋から指の先まで伸び、
旭叟先生の御指導、たっぷりと成果、でてましたな。
五、対談・・・・・・・・笑福亭鶴二・花柳旭叟
今回のゲスト、花柳旭叟師匠との対談。
昨年から、お弟子入りして頑張っておられる鶴二さん。
生寿さんも、石松さんも、別のお師匠さんですが、踊りを習われているそうで、
鳴り物の太鼓や笛もしなければ、もちろん落語の稽古もと、
落語家さんも、いくら時間があっても足りませんな。
いつもは、所作台をひいてその上で踊るのですが、
今回は予算の関係で、直接の舞台で旭叟師匠、踊られる。
初めての体験とか・・・・・綺麗そうにみえる舞台でも白足袋、汚れそう。
六、花柳旭叟・・・・・・・・「日本舞踊」
男舞いの「越後獅子」、これって「稽古屋」の中の「さかーせたり」「利あげ」のところでは。
チラチラと知っているフレーズがでてくるのは、嬉しいですな。
そのあと、一旦袖へ降りられて、その後女装、紅をさして、色気のある踊り。
男と女の違い、ありありと優雅さと粋さ、普段踊りなど見たことが無い
私の友人も、大感激でおました・・・・・。
七、笑福亭鶴二・・・・・・・「井戸の茶碗」
最高に、よろしおましたな・・・。
大舞台に、映える噺。
大舞台に、映える出来ばえ。
大舞台に映えるお客様。
三方良しの大舞台・・・・・よろしおましたな。
「正直者ばかりが出る噺」と、講談からの噺か、東京っぽく笑いも少ないが
鶴二さん、説教ぽくなることもなく、あっさりと、清々しく余韻に残る噺に。
今回、毛色の違う三つの噺で、更に芸の幅を広がりを示した鶴二さん。
再来年は、芸能生活30周年、更に大きな飛躍に邁進中の鶴二さんでおました。
第17回・笑福亭鶴二独演会
2014年9月21日(日)午後1:00開演
国立文楽劇場
一、森乃石松・・・・・・・・「動物園」
二、笑福亭鶴二・・・・・・「作文」
三、桂文鹿・・・・・・・・・・「淀川」
四、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」
仲入り
五、対談・・・・・・・・笑福亭鶴二・花柳旭叟
六、花柳旭叟・・・・・・・・「日本舞踊」
七、笑福亭鶴二・・・・・・・「井戸の茶碗」
三味線・・・・入谷和女・佐々木千華
鳴物・・・・・・笑福亭松五、笑福亭喬介、笑福亭生寿、笑福亭呂好
旧大和屋跡のHotel Vista Grande のBARKTで、
100名の方が参加された、賑やかな、楽しい、愉しい、打上げ。
本日出演の文鹿さんと石松さん、石松さんは打上げの司会も・・・・。
応援に来られてた、遊喬さん。
お囃子の、和女さん。
花柳旭叟さんのご贔屓の方々。
キノピーさんとお友だち。
粋なオジサン達。
鳴り物の、呂好さんと松五さん。
ビックリツカサさん。
楽屋のミッキーのバルーンをお子さんへのおみやげへと、
これで、電車、乗って帰るんかいな・・・・優しい呂好さん。
スタッフだけで、三次会は、マジックのキノピーさんのお店へ。
キノピーさんのお店で・・・・・。
落語皇子のお眠り。
爆睡の井上さん。
それ程、美味しかった、栃木のお酒“天鷹心”
駅に向かってのご機嫌の面々。
なんば駅で、最後に万歳三唱。
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