![]() | ピアニストを二度笑え! (新潮文庫) |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
☆☆☆
ピアニスト続きで、山下洋輔さんの本。
こちらも、世界のあちらこちらを演奏旅行に・・・。
でも、もう大ベテランであるからなのか、
演奏についてはこれっぽっちも、出てこない。
あるのは、終演後の打ち上げとか、旅先でのハチャメチャでのハシャギよう。
ミージシャンとうのは、日頃から何でも遊びに変えてしまう。
仲間のタモリが演る「森繁久彌の物真似」とか、あの人は普通に喋っていても
すべてそれが有難い人生訓に聞こえると・・・
「それでね、まあ、わたしが、こう、交叉点で立ち止って入るんだねえ。
秋風が吹いていてねえ。落ち葉が転がっていくのを見ている内に、
いつの間にか信号が青になる。すると、人々がいっせいに道路を渡りはじめるんだねえ」
当たり前の話が、実に有難い話に聴こえる・・・と。
音に敏感というか、ジャズ面特有のアドリブ大好き人間からか。
いずれにしても、舞台と同じように前に出て、自分のおもしろいことをご披露
客席よりも、仲間うちを普段から意識しての行動。
おもしろいが、四六時中、休む暇がないのが、難。
狂騒、のジャズ・ツアーの一部始終を紹介。
山下洋輔でなければ、場末の酒場で呑んだくれて気勢をあげてる
ご一行さんと、なんら変わりはないんですが・・・・・。
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