森繁の重役読本 (文春文庫) | |
クリエーター情報なし | |
文藝春秋 |
☆☆☆☆
この本は、作・向田邦子、朗読・森繁久彌の名コンビで2448回も
続いたラジオエッセイの中から選りすぐれのものをまとめたもの。
まさに、どんもんだと得意げそうな向田さんの顔が見え、
原稿を読みながらアドリブで自由に愉しむ森繁の顔もさんも見える、
粋なおとなが番組を通して尊重しあう・・・本を読むというより
スピカーの前から肉声で聞こえてくる。
でも、この時代の重役、生きるのにうん蓄に満ちている、
例えば、マージャンの必勝法の
第一条は、早くアガること。
第二条は、絶対にホーチャン(放銃)しないこと。
第三条は、インチキはしないこと。
すべて、サラリーマンとしての勝つ方法も同じ。
第一条は、小さくても早くアガル、早く昇進しておく。
第二条は、つまらないことから、パッとしないところへ飛ばされる
そのときどうするかで、ここで決まる。
第三条は、マージャンだってサラリーマンの出世も、
格とか品とか必要でしょう。
男の人生ですな・・・・・・・・。
「六つのひきだし」という、この「森繁の重役読本」の続編があるらしい。
探さなければ・・・・でおます。
にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓
にほんブログ村
にほんブログ村