![]() | トントングラム (新鋭短歌シリーズ18) |
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書肆侃侃房 |
☆☆☆
府立大学の“まちライブラリー”で、
帯にある・・少し笑ってから寝ように・・・に、魅かれて借りた本。
普段の言葉で、日常の風景を切り取りながら、内容は辛辣に深い。
なるほど、大喜利のなぞかけ、なぞときのような愉しさがある。
いつものように、気になった短歌のご紹介。
一秒後には終わらないそしてその一秒後にもまだ終わらない
黒板に夏と書いたのは誰ですか名乗り出るまではじめませんよ
好きですは好きなようにしたいですの略です君のことは好きです
キレてないけどこのことを完全に笑いとばせる日までさよなら
登校日 すべすべした手でかえされたMONO消しゴムのOが●
シャツ出している子どもたち シャツ出しているおじさんのほうがこわいね
雪見だいふく 作り方 で検索しているような子が好きである
どうしても自分で切ったせん切りのキャベツはなんか違う気がする
爆発音みたいな着地音がして言葉づかいが完璧である