ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

辺境ラジオ~内田樹・名越康文・西靖

2019-08-21 05:05:05 | 本の少し
☆☆☆☆
毎日放送のラジオの深夜番組「辺境ラジオ」を文字化したもの。
今は売れっ子の内田樹さん、精神科医の名越康文さん、
アナウンサーの西靖さんの三人が、不定期に放送された番組。

趣旨は、「この番組は、アメリカや中国ではなく日本、東京ではなく大阪、
テレビではなくラジオ、すなわち、中心ではなく端っこだからこそ見える
ニュースの本質を語り合うラジオ番組です」と・・・
忖度なんかくそくらえの番組、立ち位置がハッキリしているだけ、
清々しいです。

一番、発想が集約したのが、2011年3月6日放送の、
大阪を元気にするには「うめきた大仏」しかない。

これって、もし実現できてたら、
もっと大阪は、北は、違った意味で、集客できていたのでは・・・残念。
人が暮らす場所をつくる際には、天神地祗を祀らなければならない。
仏教を信じるとか信じないではなく、シンボルとして必要と・・・。
ターミナル駅から近くだし、初詣には100万人くらい来られるのでは。

JR駅から、大仏さんのお顔が見えるなんて、毎日の通勤が楽しくなりますな。

スタジアムや商業施設なんぞつくるのではなく、
近代門前町、大阪。・・・功徳の結集、「うめきた」。

「カジノ構想」とか、目先の経済効果ばかり追いかけて、
百年、二百年、構想で考えてもらいたいですな。
でも、もう、十年経ってしまって、中途半端な開発しかできてないんですよね。

そんな、考えるきっかけをくれる本でおます。
 
コメント
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