ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

鶴二・遊喬 和み会 ~ 2020.10.11

2020-10-11 16:16:16 | 笑福亭鶴二
鶴二・遊喬  和み会  ~ 2020.10.11

本日は大好きな鶴二、遊喬さんのお二人が、大好きなネタをたっぷりと・・
楽しみですな。

一、笑福亭夢二・・・・・・・・「平林」

夢二さんの「平林」、「東の旅・発端」、「煮売屋」に続いて第三弾。
高座に上がると、それなりに上手にこなす夢二さん。
普段のオドオド感が垣間見れるだけ、落語の時は別人。
我が道をいく、大物の落語家になりそうですな。

二、笑福亭鶴二・・・・・・・・「馬の田楽」

2007年3月17日、田辺寄席で今から13年前、鶴二さんに出会った記念すべき
演目が、この「馬の田楽」・・・この一席で虜になりましたな。

「梅ヤラはん」と「寅ンコはん」の生意気ながら可愛げのある子供たち。
鶴二さんの子供たち、ハナタレながらもイキイキと無邪気に輝いていますな。

私にとっては、走馬灯のごとく記念すべ「馬の田楽」でおました。
(因みに、その日の田辺寄席には鶴瓶さんが飛び入りされました)

三、笑福亭遊喬・・・・・・・・「鬼の面」

よろしいな遊喬さんの「鬼の面」。
田舎娘の素朴感、娘の親父に母親、お店の旦那に御寮さん、
最初にでてくる骨董屋の親父、すべての登場人物が心があたたかく、
話自体がほっこりと、心優しくさせてくれる。

こんな噺の遊喬さん、好きでおます。

四、笑福亭遊喬・・・・・・・・「住吉駕籠」

今や松喬一門の十八番「住吉駕籠」、遊喬さん、どっしりとして好演。

酔っ払いが絡む「こ、こないに酔うつもりや無かったんや。あ、朝目ぇ覚ますと天気がえぇ、」で始まる一番楽しいところ、「嘘や無い証拠を見 したる……、ほれ、三文字屋の料理や。えびの鬼瓦焼きペッツ、卵のまき焼きペッツ、イ カの鹿の子焼きペッツ、焼き焼き焼き、ペッツペッツペッツ。一つやろ、食え」
このペッツ、ペッッツ、激しいながらも愉しい。

何処かこの、“えびの鬼瓦焼、卵のまき焼き、イ カの鹿の子焼き”の入った住吉弁当、つくって欲しいですな。


五、笑福亭鶴二・・・・・・・・「算段の平兵衛」


笑福亭では珍しい「算段の平兵衛」、今日の遊喬さんとの対談でも
おっしゃっていましたが、八天さんとの会でネタ交換した噺。

まあ、可哀そうな庄屋さん。平兵衛に割れ木でどつかれ、家の庭木に首を吊られ、
盆踊りで若い衆にどつかれけられ、最後には土手の上から転げ落とされる。

でも、算段の平兵衛、悪人に見えないのはなんでなんでしょう。
平兵衛の算段、どこか人の気持ちがわかる方策だからでしょうか。

まあ、詐欺師の常套手段ですな、くわばらくわばら、でおます。

鶴二・遊喬  和み会  
2020年10月11日(日)午後2:00開演
瑞光寺

一、笑福亭夢二・・・・・・・・「平林」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・「馬の田楽」
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・「鬼の面」
仲入り
四、笑福亭遊喬・・・・・・・・「住吉駕籠」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・「算段の平兵衛」


40人限定の大入満員


今年の「笑福亭鶴二・独演会」
仕切り直しで、天満天神繁昌亭で12月11日(金)にございます。




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