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解決、結論が出ずままに次々に別の問題に移っていくお昼のワイドナショー。国家を揺るがす問題であろうと、別の問題が浮上すれば、その前の問題がそのまま放置され、忘れ去られるようになった。悪事を働いた権力者たちは、隠蔽、改竄、忘却、密約、のごとくとかく時間稼ぎと周りのものに罪を着せて、言い訳に終始する。
「処分に値する違法な行為はなかった」「不正の意図は確認されず処分は考えていない」「意図的な数字操作でなく、事務上のミス」「組織全体の不備、個人の処分は検討せず」「性分より再発防止の取り組みを前に進める」「現状で決まった方針はない」・・・これが「過失はあるが違法性の認識はない」、これがどの問題での答弁なのか、すべてに当てはまるので怖いですな。
各省に配属になると、一番に覚えなければならない答弁集なのではないか。
2017年5月3日の憲法記念日に、安倍首相は「2020年のオリンピックが行われる年に改正憲法を施工したい」と述べる。五輪と改正憲法の施工が一緒である必要なんて、もちろんない。ちょっとどうかしている、運動会の日にわざわざ自宅の改築工事を行う必要なんてまるでないと、こういう著者の言い回し好きですな。
もう過ぎましたが「復興五輪」、凄いですよねどちらが優先、東日本大震災からの復興と五輪どちらが大事というのをくっつけちゃうんでもの。「成功した」の一言ですべてが解決したようなさ錯覚に、だまされてはいけません。
各章のお題だけあげておきます。
各章のお題だけあげておきます。
第1章「偉い人が逃げる」。第2章「人間が潰される」。第3章「五輪を止める」。第4章「劣化する言葉」。第5章「メディアの無責任」
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どれも、気になることばかりでしょう。新型コロナウィルス感染が拡大し、なかなか収束が見込めない中、私たちは生活を制限された。何度か収束傾向になると、偉い人たちは、自分たちの対策がうまくいったと誇らしげに語り、感染が再度増えると、皆さんの努力が足りないと、必要もないのに動かないで欲しいと・・・「第6波」ともなると、もう聞き飽きてしまいましたし、無策なのかまるわかりですな。
まあ、偉い人の言うように「自ら考え、自ら動く、しかない」、このコロナ禍、まあ、いい勉強させてもらっていますな。
まあ、偉い人の言うように「自ら考え、自ら動く、しかない」、このコロナ禍、まあ、いい勉強させてもらっていますな。
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