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骨のある社会学者の上の千鶴子さんのエッセイ。社会の不条理に怒り、政府の無策に腹を立て、未だ変わらない男女の差別、そしてすべてに無関心の世の中を嘆く。
最期の夜想曲の項ででてくる上野さんが追悼されてる方々。
山口昌男さん、西部遭さん、中井久夫さん、富岡多恵子さん、森崎和江さん、西川祐子さん、田中美津さん、鶴見俊輔さん、色川大吉さん。このなんとも骨のある方々ばかり、上野さんの交友関係、活躍のフィールドが伺い知れます。
著作の題目見ているだけでワクワクしてきまっせ。「近代家族の成立と終焉」「生き延びるための思想」「おひとりさまの老後」「こんな世の中に誰がした」「ひとりの午後に」また、年明けにはまた一冊読みましょうか・・・。
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