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昭和の落語名人と謳っているが、私は戦後生まれだけに、戦後活躍された方も
昭和40年以降に活躍された方から懐かしく読ませていただいた。
この本、きっちり半分は上方落語のことを捉えておられ嬉しくなる。
四天王以外に、露の五郎兵衛、文紅、文我、春蝶、小染、枝雀さんが登場。
皆さんの得意ネタを列挙しており、自分が演じる時の何か参考になればとじっくりと見たが、どれもが大ネタばかりで手が届きそうではありません。
その中で、唯一近くに感じたのが文我さん、「あくびの稽古」「池田の猪買い」「がまの油」「「始末の極意」「日和違い」「短命」「くやみ」など難しい噺ですが、どこか癖のある花氏で興味がそそられますな。
ネタ選びで、だんだん個性が出てきそうでおます。