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子供向きの落語紹介本ですが、いっさい手を抜いてなくて大人にも充分耐えうる内容。生で聴いたこのとある一之輔さんの「初天神」と「あくび指南」、どちらもあの時のおもしろさが沸き立ってくる。どれも、子供用にと短くまとめてあるが、一之輔さんのギャグ、おもしろさは活かされており、素人がお手本にするにはもってこい。でも、向こうの江戸弁なので、やはりこまりますな。
それと、一之輔さんのおもしろさは、言葉の間にあり、それを移すのは読めば読むほど難しいのがわかりますな。
でも、「井戸の茶碗」はお侍さん言葉で、そのままでもイケそうだし、あの長いのを短くするには最高のテキスト・・いつか演りたくなった時には、この本が役に立ちそうでおます。
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