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版画家である山中現さんが、谷川俊太郎さんの「minimal」の詩を読んでそのイメージを絵にされたものと、「アトリエにコトバが来たように」・・・と、元の詩を一緒に一冊の本にしたもの。
版画家である山中現さんが、谷川俊太郎さんの「minimal」の詩を読んでそのイメージを絵にされたものと、「アトリエにコトバが来たように」・・・と、元の詩を一緒に一冊の本にしたもの。
俊太郎さんのフレーズで気にいった端切れ、書きとどめておきます。
コップの底に新茶が沈んでいく
散乱する紙切れに 一生を託してきた 悔いは別のところにある
妖精のよう 部屋を飛び回る 四分音符
音楽は 決して秘密を 明かさない
微量の 毒は 薬
窓からの陽射しが 心の中まで さしてこない
既にかすかな 偽りの 味
絵も言葉もシャイなのでしょう。
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