ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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図書館友の会・戯曲教室公開講演会~2024.12.15

2024-12-16 17:23:29 | 暇・学習
図書館友の会・戯曲教室公開講演会~2024.12.15

図書館友の会・戯曲教室公開講演会
シェイクスピアの名作「マクベス」の改作と現代性
2024年12月15日(日)13:30~16:00
岸和田市立図書館本館

講師:井之上淳(劇団五期会副代表)

20世紀は「戦争の世紀」とも呼ばれるそうです。では21世紀は?
2001年9月11日にはアメリカで、2022年には東欧で、2023年には中東で悲劇が起きて、2024年12月末日、まだ終わらないようです。終わるどころか・・

シェイクスピアの名作「マクベス」は、文字通り暴君と化した殺戮を繰り返した、マクベスの悲劇の物語。  それを改作するにあたって・・・。
  しかし、現実は? 暴君の下、本当に悲劇なのは?
  言わずもがなですが、それは、マクベス(暴君)にあらず!

みっちり2時間半の熱の入った井之上淳氏の講演。まさにプロの卵、演劇を目指す人に諭すごとく、まさに思いを伝えようと中身の濃い講演でした。

中でも、落語をかじっている私が特に気になったのは、「翻案脚色のおもしろさ」いかに意図をもって行うのか。単に原作に基づいて劇を進めるのではなく、そこに脚本家としての意図をどう塗り込めるのか・・・自由であるがゆえに、凄く重い課題です。

落語では、一人芝居以上に、自ら脚色家の立場であり、十分に演出、脚色できる立場でありがゆえに、もう一度何を伝えたいのか考える、はたまたそこまで考える必要があるのか、問い直して悩むごまめでございます。

「演出」とは、何を語りたいのか。どう伝えたいのか。うまく伝えられたのか?・・・落語にも、つながりますな。

でも舞台俳優でなくてよかったですな、あの膨大な台詞を一字一句間違えずに覚えるとは、到底できまへんな。それから比べると落語は短め、真剣にもう一度取り組もうと心入れ直したごまめでございます。





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