おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

発見! 隠れた名所、ロヴェチ

2007-10-15 22:09:57 | まち歩き

ソフィアの友人リリーの友人でロヴェチに住むプラメンと奥さんのヤニータが「今度ロヴェチに遊びにおいでよ!!」と誘ってくれました。黒海沿岸のバルナやブルガス、そしてブルガリア中部のプロヴディフには行ったことあったけど、ブルガリアの北部の方にはまだ足を伸ばしていないなあ・・・ ちょうど近くのプレーベンにも少し用事が出来たので出かけてみることにしました。くるっと一回りだけど結構なドライブだなあ・・・

ソフィアからバルナ方面に向かう高速道路は途中、プラヴェッツの少し先まで。あとは一般道になりますがのどかなところなので混むことはありません。空気もきれいだし、道沿いではくるみを集めている人たちを見ることができました。町に近づくとそこは大きな畑が緩やかな丘陵地全体に広がっています。大きな湖の横を過ぎたらまずはプレーベンへ。ブルガリアでトロレイ(トロリーバス)が走っている町は結構大都市と言えますが、ここもそうでした。大きな工場があったり、共産体制的住宅群があったり。町の中心部に入ってすぐにどうもモスクらしい建物・・・ そして駅前にドドーンと新しいビジネスビルが建設中・・・ ペルニックとは違う雰囲気だなあ・・・

Lovechstreet市内に入ったらプラメンに電話する予定でしたがとりあえずどんどん中心と思われる方向へ走っていくと、突然川沿いに美しい風景が広がる開けたところに出ました。

Lovechcoveredbridge ワア~!! 山の上には昔に作られた城壁が連なっています。川に架かる(車で通った)普通の橋の横には、木で出来た屋根のある橋!! 知らなかった!こんなにキレイなところだったとは!! その美しい風景を眺めているうちにプラメンが自転車であらわれました。

「ついて来て!!」と、彼は自宅まで自転車で先導。「ここはぼくが生まれたときから住んでいる家だよ。サァ、どうぞ!!」 おじゃましま~す!! まず迎えてくLovechgrapesれたのは大きなぶどう棚!! 手前の家の後ろには畑になっている小さな庭。そLovechrose Lovechatelie の静かな庭には雨のしずくで少し重くなった大きなバラが下を向いていました。そして、もう一軒小さな家。そこはプラメンとヤニータのアトリエ!! 知らなかったのですが、彼らの職業は画家、というかアーティストだったのです!! プラメンは油絵だけでなく水彩や版画、ヤニータはイラストを描いています。彼らは自分たちの作品をロヴェチの観光名所のポクリティヤット・モスト(=屋根付き橋 Покритият мост 英語ではCovered bridgeと説明されてました。)の中に一ヶ所ブースを借りて自分たちの絵を売って生計を立てているのでした。

Lovechbridgeinside ロヴェチの美しい風景を描いた絵はどれもステキ!! 行った日が日曜だったのでお店はお休みだったのですが、本当は買って帰りたかったなあ・・・ アトリエの隣の部屋には暖炉があって、少し肌寒かったその日は暖炉に火を入れて美味しいランチをごちそうしてくれました。

Lovechrestaurant それにしても何で今までこんな素敵な町のこと知らなかったんだろう?? 日本のガイドブックには何にも触れられてなかったなあ・・・ 日本語でぐぐっても出てくるのはここのジュース会社のサッカーチームの名前だけだし・・・ この町、ブルガリアの歴史の中でも結構大切な町らしく、バシル・レフスキというブルガリア解放の英雄が革命の本拠地をおいていたところなんだそうで、彼の大きな銅像が建っています。石屋根(なんだか対馬みたい。)の古い町並みには人々の生活も息づいています。突然行った観光客のわたしも石屋根の民族調レストランの中に入って見学させてもらえました。なんだかしっとりとしてゆっくりと時間が流れているこの町、また絶対来たいな!

 

コメント (6)
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