今日も寒風吹く庶民の街、リューリン・・・ ふとニュースをチェックすると、何と!!
高速道路「ストルーマ」が延伸してブラゴエフグラッドまで開通したっつーじゃないのーっ!! 9月に通った時にはまだまだ工事中だったのに・・・ そういえばここのところ朝晩冷え込む・・・ お祝い走り(?)を兼ねて、ちょっとあったまりに行ってこよう!! この「ストルーマ」高速は温泉街道なんですよね~♪
ソフィアから行くと一番手前にある「サパレヴァ・バーニャ」の最寄のドゥプニッツァの手前までしか行っていなかった高速・・・ でも、せっかくだから開通したところまで行こう・・・ となるとその先にある温泉は「シミトリ」です。ここは公営の浴場がキレイに整備されているのは知ってたけど利用したことはなかったし~っ!!
シミトリなんて何か日本語みたい~、なんてちょっと思いながらウチのムルティプラちゃんを走らすと、1時間ちょっとであっという間に着いてしまいました。遠くに雪をいただいたリラ山、ピリン山脈の山並みが!!
ブラゴエフグラッドまでこんなに早く来れたら有名観光地「リラの僧院」やサンダンスキ、メルニック、そしてギリシャまでも行きやすくなっちゃう~!! ブラゴエフグラッドの町やリラの僧院に行くには終点の一つ手前のインターで降りた方が便利そう・・・
途中の高速道路の新しい区間ははけっこうアップダウンとカーブがあって、眠くならなくていい? 日本の中国道みたいな感じもあります。
それにしても、ホントに2か月前にはまだずいぶんと工事中だったのに何であっという間に開通してたんだろう・・・ もしこんなに早く完成できるんなら、なんでもうちょっと早くできなかったのか・・・ 夏のバケーション時期に出来てればギリシャ方面へのアクセスも良くなり、セロに行った人たちの渋滞も少なくなったろうに・・・ 突貫工事でコンクリが崩落したり、盛り土が崩れて穴がホゲたり、
橋脚が倒れたり・・・
しないよねぇ・・・ (マジでしそうなところがいくつもあってコワいったらありゃしない・・・)
シミトリの町はブラゴエフグラッドの隣町。くねくねと曲がって流れる川には釣り人たちが。そしてここは高原のスキーリゾート「バンスコ」への分岐点でもあります。温暖な気候と温泉を利用して野菜の栽培が行なわれているのでしょうか、街と国道の間には温室が並んでいます。
着いた時ちょうどランチタイム~♪ こういう小さな町のレストランって安くておいしいのよね~!! と町の中心部を歩くと、ありました~!!
ランチメニューを提供していると言うことで、その中から注文~っ!! 田舎の方は盛りもよくって安くて、お店の人が親切です。
「コルバン・チョルバ」という羊のスープ、あっつあつであったまるぅ~っ!
「シュニッツェル」というメンチカツ(?)で、ガルニトゥーラ(つけあわせ)のサラダやマッシュポテトも大盛り!! このプレートで3レバ60(=300円以下)!!
温泉はその周りも中もとてもキレイ。
普通の共同浴場は2レバ50、家族風呂は8~9レバ、サウナやジャグジーもあるそうですヨ。ちょっとユッタリしたかったので少し大きめのバスタブを選択。9レバでした。
ここのお湯はアルカリ泉。入るとお湯がちょっとヌルっとした感じで、お風呂から出るとお肌がスベスベになっています。もォ、超ーっアカが落ちたって感じで、ポカポカ温泉効果は車でソフィアに帰りつくまで続きました。
この高速の新しい区間のおかげでソフィアからの日帰り温泉の選択肢が広がりました。まあ、ぜいたくを言えば、この街の、それも温泉の近くに、ホテルとは言わなくてもゲストルームみたいなのがあれば、もっといいんだけどなぁ・・・ なんか、せっかくこんないいお風呂があるんだからもったいないなぁ・・・ でも、バンスコやその近くのバーニャ、そしてドブリニシュテ、はてはオグニャノヴォの中継基地として温泉小旅行の範囲が広がりそう!! さァ、次はどこに行こうかな?