こう経済がまわらないとどうもこういうヒズミのようなものが出てくるの?という、ブルガリアでよく聞く話。(この記事の写真はイメージです。直接内容とは関係ない・・・かも。)
市場や公園で年配のカップルが仲睦まじく歩く姿に、「国際女性デー」でお花を一緒に探すパートナー・・・ ほほえましいのですが、これ、ホントは夫婦なのか? かなりの確率で同棲か、再婚。しかも最近はじまったっていう・・・ 本当に多いんですよね~っ!!
ワタシのなかでは、日本では「若い二人が」とか「彼がキチンと就職するまで」、「子供できるまで」とかっていう何かしらの考えあって(ないこともあるけど)同棲や、いろいろあっての離婚、そして再婚、というイメージ。でも、こっちで聞くと結婚はただひたすら感情による決まり方が多いようです。「会って数日で決めた」という人の多いこと多いこと・・・ だからでしょうか?20代前半ですでにバツ1、子持ち、という人がいーっぱい!! その後別の人に出会って同居し始めても籍を入れずにいるっていうカップルもいるので、実際、統計上には出てこない「混合家族」はもっと多いかもしれません。こうなってくると一人一人最終的に何を頼りにするか、というと・・・ 資産やお金、ということがよくあり、これがまたトラブルやヤヤコシイ相続問題を引き起こしています。
逆の考え方もよくあります。「このパートナーに、またパートナーの子供たちに自分の資産の相続権を渡したくない」という理由でわざと籍を入れない、または成人した子供たちから 「アイツが不動産を取っちゃうから籍は絶対に入れないで!!」と熟年カップルが反対される、ということも!!
友人の孫、ステフィは30歳、2児の母。二人の子の父親ニコライは10才年上で籍を入れていません。 ニコライは酒癖が悪いのでステフィは籍を入れるのに二の足・・・ しかしそうしているうちにニコライの父親(80代)に介護が必要になり、ステフィは「嫁」として介護をしながら小さな子供二人の面倒を見、生活費もほとんど自分で仕事をして工面している、という生活。ニコライは自分の子供たちも父親も全部ステフィに預けドイツに行ってしまいました。たまに帰ってきて休暇をその「家族」でリゾートに行って過ごすのが唯一の「だんらん」という話。
このステフィのいとこで同い年のデスィにも同棲中の彼氏がいます。この彼、「ぼくはデスィといつかは結婚するヨ!! だってデスィのおばあちゃんはソフィア中心部に土地付き一戸建てをもってて、君がそれを一人で相続するんだろう? だからデスィを愛してるんだ。でも子供はいらないヨ。」とアッケラカン。
欲しいものがはっきりしているこの彼氏クン、デスィとおばあちゃんが用意したクリスマス料理に手を付けることもせず、とっとと自分の実家へ一人で行ってしまってデスィをキレさせたんだとか。でもデスィ的にはこの彼氏クンが本命らしくガマンするしかありません。ここには子供はまだおらず・・・ 30過ぎたんだからデスィにもそろそろ真剣に考える必要があるように思うのですが・・・