おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

初夏のソフィア・・・「鉄」ばな2題

2016-06-04 16:25:04 | 鉄道

数日前に書きましたが、6月1日にまたソフィア~バンキヤ間にSLが走りました。でも、今回は元国鉄職員トシュコからも鉄好き青年ディヤンからも連絡なし・・・ なぜその日にSLが走ることに気付いたか、というと・・・

ずっと雨の日が続いた5月の感じでいたもんだから、急にさわやかな晴れの日になってみんなが半そでTシャツ姿になったのを見て「あ、今日から6月なんだ・・・、それにしても今までのつもりでジャケットなんて持ってきちゃった!ウチに一旦帰って軽くしていこうっと‼!」と思いウチに帰り着いたら窓の外から「ポ~~~っ!!」と「遠くで汽笛(を聞きながら)・・・」!! あれっ?! 今日SLが走るんだっけ?と国鉄やニュースのサイトを調べてみると「こどもの日なので子供たちを招待してSLを走らせます」とのこと・・・ あーっ、そうだったんだーっ!! じゃあぜひとも見に行かなきゃ!! バンキヤには行けないけどちょうど出先からの帰りにソフィア中央駅に行けるゾっ!!

そういえばヴェリクデンからゲルギョフデンの連休を前に改装工事の終わったソフィア中央駅。外見も、

そしてプラットフォームもきれいになりました。カフェや、バーニッツァやサンドイッチなどを売る店もぼちぼち入りつつあります。以前にあったスーパー「ビラ」も元の場所に戻ってきて、これから旅行に行く、という時に車中での食事なんかに困ることはないでしょう・・・ 

でも・・・ まだまだ空きスペースがたくさん。それに改装工事を見てたけど、結局のところ「ハリボテ」なんだよなァ・・・ 以前からある構造物の外側をひっぱがして、新しい外壁を付けた・・・ まァ、白くてキレイになり、中も待合室の椅子がきれいになったり

エスカレーターが(ほぼ)動いていたり・・・ というのはいいのですが、

問題はいつまでこのきれいな状態を維持できるか・・・ ブルガリア国鉄の列車を見てるとホントにたくさんの落書き(「グラフィティ」っていうんですかね?)が書かれていて、駅の構内は格好の「キャンバス」になりはしないか・・・ ずいぶん前に改装されていた駅前広場と地下鉄に続く地下通路の惨状(エレベーターも、お店になるはずだったスペースも結局ゴミ箱or屋外トイレ状態でとにかく「クっサいものにフタ」しちゃった状態・・・)を考えると、他人事ながらホントに心配になっちゃいます・・・ 

駅の壁におウチを作るツバメたちの方がちゃんとメンテナンスしそうですよ、ホントに・・・

用事が早く済んでしまったので早く着いてしまったソフィア中央駅。予定では12時50分にSL列車が着くようですが、それにはまだ時間が。駅の中のお店でトステルを買って、それでお昼を済ませちゃおう・・・ きれいになったホームで列車を見ながらパクついて待つのもいいものです。おおっ、目の前に停まってるのは新車?真っ白な車体の食堂車と寝台車!! 

どこに行く列車につなぐんだろう? 乗ってみたいなァ・・・ でも、これも「グラフィティ」のエジキになってしまうのか・・・ 

駅の電光掲示板にはSLは12:50着・・・ 10分まえくらいからそわそわしはじめちゃって・・・ でも、時間になっても到着せず。電光掲示板は列車が遅れると表示を終了・・・ 何分遅れるんだか、それとももう来ないのか、それもわからず(笑) 1時を過ぎたころに遠くの方からポーッと汽笛の音が・・・ 10分以上遅れてのんびり到着しました。乗ってきた子供たちはうれしそう。でももう十分に見ちゃったからか、機関車に興味を示す子はほとんどおらず・・・ 

そして日本の「鉄」風景とは大違いでSLが走るのに「撮り鉄」は皆無!! もったいないなァ・・・ まァ ワタシ独り占めできちゃったわけだし、それにバンキヤからの帰りは機関車がお尻を向けて帰ってくるわけであんまりかっこよくないし・・・ 

でも、客車を切り離して車庫に帰るときにはSLは顔を見せながら煙を吐き汽笛を鳴らして出発します。機関士のおじさんたちは「ハイデ!! ポチーバメ!!」(さっさと帰って休もーぜぇ~!!の意)、そして日本のSLにはない「シュッシュッシュ、シュッシュッシュ・・・」と小気味の良い3シリンダー音を響かせ、「ぽ~~~~っ!!」と汽笛を鳴らして去ってゆきました・・・

BDZ0501june012016

コメント (4)
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