わたしが日本人だからでしょうか、道端でもよく話しかけられます。そして私のことを気に入る(?)と「チェルピムするわ!」と、チョコレートやキャンディーをくれる人もいます。
親切だな~。でも、そのあとで「実は自分の兄弟が死んでお金がいるんだけど・・・」なんて切り出されることもあるので困ってしまいますが・・・(いつもじゃないですよ、もちろん) でも、この「チェルピム」、つまりおごるということにはどうも何かウラ(!?)がありそうなのです。最初に通っていた語学学校「イーチェーセー」の教科書にも「いいアパートが見つかったんだって?!、じゃあ、チェルピムしてもらわなくっちゃ!」なんて例文があったしなあ。何かいいことがあったんだからこっちにもそのいいことを分けてもらわなくっちゃ・・・みたいな。さらには何かを要求しているという場合もあるのです。
先日あったのは、ある男性がチョコレートを「チェルピム」してくれました。そして「今日はぼくの誕生日なんだ・・・」
「ふ~ん、何歳になったの?」
「36才だよ。」
「あら、わたしも同じよ、’69年生まれね!?」(おお、ブログで年がバレたか・・・まあ、仕方がない)
「うん、あのね、その、今日は、ぼくの誕生日なんだ・・・」
「ふ~ん。で??」 どうも、わたしと彼の会話はかみ合っていないようです。後で友人に聞いたのですが、彼はわたしに「誕生日おめでとう!!」といって欲しかったのだそうです。36歳になってもまだ「めでたい」かな・・・・何にもまして、誕生日の人が、他人に「チェルピム」して(=おごって、もしくは何かを差し出して)まで「おめでとう!!」って言ってもらうというのがよく分からない!! 日本だったら誕生日の人がプレゼントをもらうことを期待しているのに・・・ (もちろん、こちらでも、近しい人にはその人の誕生日を覚えておいて自発的にプレゼントをするという習慣はあるは知っているのですが・・・)
この「チェルピム」用に各家庭に用意されているのが「ボンボニ」といわれる箱入りチョコレートです。日本でもおなじみ「クラフト」社の出している「セゾン」シリーズは結構美味しくてフレーバーもいろいろあります。また「ネスレ」社のボンボニもお手ごろ価格から高級そうなセットまでいろいろです。ここのチョコは結構美味しいぞ。たまにおいしいウィスキーなんかのアテにしたくなります。
余談ですが、先日ウクライナに帰省していた友人のアンジェラのお土産はウクライナのチョコレートでしたが、これがまた美味しかったな~。溶けているわけではないのに日本のチョコレートよりもやわらかい!!
きれいな箱に入っているこの辺のチョコ!! 「チェルピム」する予定がなくても買いたくなります。そしてつい、手がのびちゃう・・・ あっという間にお客さんに「チェルピム」する間もなくなくなってしまいます。さて、わたしの年齢はたぶん、来年も、再来年も「36歳」で止める予定ですので、どうぞよろしく。(むかし、「30を過ぎると女性は自分で年齢を決めていいんです」なんて化粧品の宣伝があったなあ・・・さばを読んで逆行する可能性も・・・)
しかも誕生日におめでとうをいってほしいというのがせこくて笑えます
ルーでは睡眠薬強盗とかいるから
知らん人から食べ物もらうの気をつけてといわれたけど、そちらはどうです?という私も電車で同席したおっさんと意気投合してワインを飲んだことがある・・・今考えるとおそろしい・・。
私も最近歳が一つ増えたよ~。共に逆行路線でいきましょーヾ(*ΦωΦ)ノ
カショリーナさん、未知の国の味、ん~ん、どんな味だったんだろう・・・
hitopokporiさん、ベルギーでの調理実習、男子も参加、ですよね。なんか、想像するとかわいい、というか笑える、というか・・・