名作絵本が、新しい訳とイラストで出版されたというので、読み比べてみました。
『おにいちゃんといもうと』(2013年7月)
シャーロット・ゾロトウ 文
おーなり由子 訳
はたこうしろう 絵
出版:あすなろ書房
『にいさんといもうと』(1978年7月)
シャーロット・ゾロトウ 文
メアリ・チャルマーズ 絵
矢川 澄子 訳
出版:岩波書店
『おにいちゃんといもうと』、まず表紙のイラストから頬を緩めずにはいられません。
原作の素晴らしさもありますが、新しい はたこうしろうさんの絵が何とも可愛い。
おにいちゃんは小学生中学年ぐらいかな?妹は幼稚園から低学年ぐらい。
カラフルな絵には、小さな女の子の可愛い楽しみが描かれていて、娘を持つ母として共感するところばかり。それぞれのシーンのおにいちゃんといもうとの表情が、ふたりの感情をしっかり表していて、なんど読んでも胸が温かくなります。とくに、おにいちゃんの表情が良いのです。
おーなり由子さんの分かりやすくて、読みやすい文もとても素敵です。読み聞かせにも、いいですね。
そして、今回読み直して『にいさんといもうと』の素晴らしさを再確認。
新しい絵本との読み比べのおかげで、前に読んだ時は気が付かなかったことに気が付いて、あらためて大好きになりました。
色は水色と黄色のたった2色。新しいものに比べると分も会話も少なくて、言葉足らずのようにも見えます。
ところが、チャルマーズさんの絵の中に、大きな魅力があるのです。
妹が泣くときの様子、泣いた後の兄への目線・表情。妹が少しずつ成長して、にいさんを理解していく姿が、小さい小さい箇所でしっかりと表現されているのです。
そこが、新しい『おにいちゃんといもうと』にはないところですね。
我が家にも同じような「兄と妹」がいますから、本当は仲が良い兄妹の姿を描いたこの絵本は一つの愛しい宝物のようです。
原作『BIG BROTHER』は、1960年発行。53年も前!昔から、おにいちゃんは可愛い妹をかまわずにはいられないのですね。
ぜひぜひ、両方の絵本を読み比べてみてください!
『おにいちゃんといもうと』(2013年7月)
シャーロット・ゾロトウ 文
おーなり由子 訳
はたこうしろう 絵
出版:あすなろ書房
『にいさんといもうと』(1978年7月)
シャーロット・ゾロトウ 文
メアリ・チャルマーズ 絵
矢川 澄子 訳
出版:岩波書店
『おにいちゃんといもうと』、まず表紙のイラストから頬を緩めずにはいられません。
原作の素晴らしさもありますが、新しい はたこうしろうさんの絵が何とも可愛い。
おにいちゃんは小学生中学年ぐらいかな?妹は幼稚園から低学年ぐらい。
カラフルな絵には、小さな女の子の可愛い楽しみが描かれていて、娘を持つ母として共感するところばかり。それぞれのシーンのおにいちゃんといもうとの表情が、ふたりの感情をしっかり表していて、なんど読んでも胸が温かくなります。とくに、おにいちゃんの表情が良いのです。
おーなり由子さんの分かりやすくて、読みやすい文もとても素敵です。読み聞かせにも、いいですね。
そして、今回読み直して『にいさんといもうと』の素晴らしさを再確認。
新しい絵本との読み比べのおかげで、前に読んだ時は気が付かなかったことに気が付いて、あらためて大好きになりました。
色は水色と黄色のたった2色。新しいものに比べると分も会話も少なくて、言葉足らずのようにも見えます。
ところが、チャルマーズさんの絵の中に、大きな魅力があるのです。
妹が泣くときの様子、泣いた後の兄への目線・表情。妹が少しずつ成長して、にいさんを理解していく姿が、小さい小さい箇所でしっかりと表現されているのです。
そこが、新しい『おにいちゃんといもうと』にはないところですね。
我が家にも同じような「兄と妹」がいますから、本当は仲が良い兄妹の姿を描いたこの絵本は一つの愛しい宝物のようです。
原作『BIG BROTHER』は、1960年発行。53年も前!昔から、おにいちゃんは可愛い妹をかまわずにはいられないのですね。
ぜひぜひ、両方の絵本を読み比べてみてください!