~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

日本のかたち(さよなら原発に参加して)

2013-03-09 22:11:57 | 日記
今日は、初めて「さよなら原発」の集会に参加をしました。

明日は木更津まで行くので、本当は家にいるつもりでしたが、

友達からの集会のお誘いメールのことを、息子に話すと

原発反対何て言っても人がこないよ。と言われ、これはいかん!と

奮い立ったのです。

「さよなら原発」の呼びかけ人の大江健三郎氏は、

この国はあったことをないことにすると言っていました。

確かに、放射能は出続けているのに、廃炉への工程もその通り

いくのかどうかも分からないのに、政府が終息宣言をした時には

耳を疑いました。

そして、今は公然と再稼働を言いだしているのです。

まさに、ないことへの道のようです。

原発事故の後、原発がないと電力が足りなくなると言われた

計画停電、あれは何だったんでしょう。

原発がないと、生活がこの国が成り立たないという刷り込み

だったのでしょうか…

原発の下に活断層が見つかると、活断層だと認めない動きが

出てくる…

本当にこの国は、あったことをなかったことにしてしまうのかも

しれないという気がしてきました。

 先日、テレビで戦争孤児のことをやっていました。

戦争孤児は戦争が終わって、戦争が始まったと…

戦争で親を失った子供達は、浮浪児と呼ばれ路上生活をしていて

ものすごい差別をうけたそうです。

当時、戦争孤児だった老人が、国は何もせず、10歳前後子供たちが

自己責任で生きていかなければならなかったと言っていました。

私は、今日「さよなら原発」の集会で福島の方々のお話を聴き

この戦争孤児の自己責任を思い出しました。

自己責任、これもこの国のかたちかもしれない…

福島から来た4人の子供のお母さんが、原発から50キロの所に

住んでいたのに、事故が起こるまで原発のことを何も

知らなかったと言っていました。

そして、どうかここに来てない人に、若い人達に原発のことを

伝えてほしいと、祈るように言っていました。

今日は、大江健三郎氏はみんなと渋谷まで歩くと、スニーカーを

履いて来ていました。

さよなら原発の呼びかけ人は鎌田慧さん澤地久枝さん落合恵子さん

瀬戸内寂聴さん等、一番若い人が62歳の坂本竜一さんとのこと…

集会に集まった人達も、原発社会をつくってしまった反省のように

中高年の人達が圧倒的でした。

私の友人は、自分の為じゃない、子どもや孫の為に行動してるの

と、言っていました。

本当に若い人達に伝えなくては、あったことをなかったことにし

弱い人達に自己責任を押し付ける、この国のかたちにはまって

しまうと、危惧を覚えました。

集会の司会は、ガイアシンフォニー2番のナレーターをした

女優の木内みどりさんでした。

初女先生に主人と子供に食べさせたいと、先生のぬか床を

もらっていかれたという木内さん。

木内さんの明るさと元気にチカラをもらい、私たちは青山

表参道を「原発はいらなーい」と言ってみんなで歩きました。

フクシマを福島にする日まで、諦めない!

諦めたくない!

コメント
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