つかの間の夏休みが、あっという間に終わってしまい
ました。
でも、心に残ることがありました。
田口ランディさん達のやっている、発達障害児・者の会
である「色えんぴつの会」のサマーキャンプに
ボランティアとして参加してきました。
田口さんに「おばちゃんでもボランティアあり
ですか?」と、お聞きしたら「あり です。」とのお返事
を、頂いたからです。
湯河原の幼稚園で行われた1泊2日の子供と親
との合宿。
大人も子供も、障害のある・なしに関らず、
誰にとって、とても心地よい場所でした。
発達障害があるというだけで、特別な目で
見られている家族にとって、ここは
「いいんだよ」と、ありのままを受け入れてくれる
場所でした。
障害と言われていても、一人ひとりの個性と
見れば、何と豊かなことでしょう…
ランディさんの御主人が、美味しいカレーを作って
下さり、大人も園児の小さな椅子に座って
美味しい、美味しいと言って頬張りました。
去年は、お味噌汁の食べられなかった子どもが
田口パパのお味噌汁を7杯もおかわりした
そうです。
ワークショップと食べることによって、体と心を
解放して、誰もが生き生きとした顔になって
いました。
サマースクールが終わると、皆 それぞれの
日常へと帰って行きますが、この1泊2日の生活の
中で、もらった大きな安心
「大丈夫!」が、みんなの心の中で、チカラとなって
折れそうになった時も、支え背中を押してくれる気が
します。
ランディさんに「山崎さんは、何でそんなに初女さんが
大好きなの?」と聞かれた時、「初女先生が
いなかったら、今の自分はいないと思うから…
中学2年の息子を突然亡くし、息子が食べた
最後の食べ物がおむすびで、親としてもっと
美味しいものを食べさせたかったと、苦しんで
いた時に、初女先生のおむすびはソウルフード
だということを聴き、おむすびで正解だったんだと
思って、それからのご縁なんです。」
こんなことが、ごく自然に話せたのです。
田口さんも、気さくでめちゃくちゃ明るくて
側にいるだけで、元気を頂けるような方でした。
帰る間際、ランディさんに「講演会のお礼ですが
満席にして、出来る限りのことができるよう
頑張ります!」と言ってら、ランディさんが
笑いながら「そんなに頑張らなくてもいいよ」と
言ってくれたのです。
そして、ランディさんの乗った車に向かって
「宜しくお願いしまーす!」というと、窓から
手を突き出し、大きく手を振ってくれる
ランディさんがいました。
さあ、チラシが出来あがったら、大忙しです。
私も、「色えんぴつの会」でもらった、
『大丈夫!』を、胸に頑張るぞ!