~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

旅立ちのとき~卒業式

2015-03-24 18:10:44 | 日記

今日は息子の卒業式でした。

震災で入学式がないまま大学生活がスタートしたので

せめて、区切りの卒業式は私も行きたいと

思いました。

大学側も、この学年に入学式をしてあげたいと

今日は「入学式と卒業式」を行ったのです。

入学のときに読むはずだった、新入生の言葉が

卒業式で読まれたのです。

大学生になる希望と不安が綴られているのを

聴き、なぜか胸が熱くなりました。

総長は「この入学式と卒業式は、他の世代の誰も

持ち得なかった記憶として持ち続けてください。

2011年3月11日の記憶は、これからの皆さんが

生きていく原点となるものです。」と語り、

地震の多い日本では、無数の自然災害を乗り越えて

きたけれど、今回の災害はいまだに克服できて

いないのは、原発事故という人災・文明災害だから。

この問題も乗り越えなければならないと…

そして、この大学の卒業生である殺害された

後藤健二さんのことに触れ、

後藤さんのやってきたことを伝え

自ら考え、自らの基準をもち、自らの道を

選択するのが世界市民です。

自立しながらも孤立することなく、多くの人と話し合い、

協力して未来を創っていく世界市民になってほしいと

卒業生に語りかけてくれたのです。

静かに総長の言葉に耳を傾ける学生達に

旅立ちの時を迎える、清清しさを感じました。

式が終わり、息子に会った第一声が「優子りんの

(総長のニックネーム)挨拶よかった~

さすが優子りん!」でした。

「母さんも、優子りんに感動した」と、言葉を交わし

息子は友達の輪の中に戻っていきました。

大学の卒業式に親が行くなんて、親バカかと

思いましたが、行ってよかった!

やっぱり、人生の区切りは大事だと痛感しました。

また、明日から一歩だね…

 

コメント
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