100分de読む名著という番組の「アンネの日記」の
テキストを読み、そうか!という気づきがありました。
テキストの著者小川洋子さんが、河合隼雄先生と
対談したときに『押し潰されそうに耐え難い、大きな
岩石のような苦しみが、言葉というかたちをとることで
頭の上から足元へ移動し、重荷から、その人自身の
土台へと変わる。
悲しみや苦しみはけっして消えないけれども
置き場所を変えるこはできる』と言う河合先生の
発言にもっとも深く共感しましたと、書いてありました。
これを読んで、私もあの深い悲しみと苦しみが
今の自分の土台になっていると感じました。
悲しみ、苦しみを取り除こうと必死になりますが
置き場所を変えれば、土台になるのだということ、
これは、すごいことです!
あれこれ考えると、脳はあまり賢くないので
どんどん、底なし沼にはまっていきますが
「この悲しみや苦しみを、自分の土台にするの」
と、脳に切り替えを言えばいいんだ!
初女先生は、自由な心でいなくちゃねと
言われていたけれど、不自由な心でいたら
こういう切り替えも出来ないっていうこと
ですね。
いや~人間ってすごいな~