~空からの贈りもの~

「森のこもれび」の山崎直のブログです。

一生分のしあわせ

2015-03-22 19:11:55 | 日記

穏やかなお彼岸でした。

息子の同級生の女の子が二人、お線香をあげに来て

くれました。

結婚した子が、スマホで作ったお料理の写真を

見せてくれ、私は「すごい!すごい!」と感心して

自分が結婚したときは、何にも出来なかったなどと

若い女の子達と2時間もおしゃべりしてしまいました。

彼女達の姿に、息子を重ねることは出来ないけれど

こんな楽しいひと時も、息子からのプレゼントのような

気がするのです。

子供の同級生が来るときは、主人は2階から降りて

来ないのです。

私が「今日は挨拶してよ」と言うと、本気か冗談か

分からない顔をして「涙が出るから」と言うのです。

でも、ついに今日は挨拶してくれたのです。

頑張ったね、お父さん!と私は心の中で呟いて

いました。

 夕方、外から小さな子供が数を数える声が

聞こえてきました。

80まで来ると、また1から数えだすので、80まで

覚えたことが嬉しくて、大きな声で数えて

いるのでしょう。

何とも、喜びと自信に満ちた声を聴いていたら

息子の小さかった頃を思い出してしまいました。

「うんち」と言えたとき…

「ポンポンが痛い」と言えたとき…

一つひとつが驚きであり、喜びでした。

子供は3歳までに、親に一生分の幸せをくれるって

言うけれど、うちの子は4歳になっても5歳に

なっても、毎日幸せをくれているの!が、私の

口癖でした。

あの子は、たくさんの幸せを残していって

くれたんですね。

数を数える、小さな子供の声を聴き、

遠いあの日の幸せに包まれました。

今日はお彼岸

もう春なんですね…

コメント
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