「私達の目標は、「生き抜く」ことです。
ただ生き抜くだけでも大きな学びがあります。
そこに喜びを見出してください。」
江原さんのこの言葉を知った時、初女先生の
お姿が思い出されました。
先生は、私たちに生き抜く姿を見せて行って
下さいました。
先生はご主人の見取りにより、生き抜くことの
大切さを実感されていたようです。
『いのちに関して主人がいつも言っていた言葉が
あります。
「生あるものは、さいごの一息まで生きる」
砂はいつまでたっても砂ですが、土ならば
植物の芽が必ず生え出てきます。
「生あるものは必ず生きる。それを、私たちは
見過ごしている」
「自分も最後の一息まで生きんとして生きる」
亡くなる最後の一息まで生きようと頑張って
くれました。』初女先生が本に記した
この言葉のように、先生もまた最後の一息まで
生き切られたのだと思います。
3月は若い人にとって旅立ちの季節でもあります。
何の為に生きているのかわからないと、
思い悩んでいる人も少なくないと思いますが
「生き抜くこと」が、生きる目標だと思うと
生きることを、もっと大事に出来るかもしれ
ません。
94歳の人生を生き抜いた初女先生の人生が
この言葉と重なります。
』