昨日、3月11日は田口ランディさん達が
毎年行っている慰霊祭に行って来ました。
ランディさんとのご縁を頂いてから、行くように
なった東京慰霊祭。
集うた人と思いを寄せて、同じ時間を過ごす
毎年、素敵な音楽を奏でて下さるピアニストの
ウォンさんが「こんなに楽しくていいのかな~」
と、言ってました。
4台のスピーカーから聴こえてくる音は、この世と
あの世を行き来し漂う音のように聴こえ
この今が、あちらの世界とも繋がっていることが
感じられました。
ウォンさんとランディさんとのトークで
原発事故10年くらい前、東海村の臨界事故から
原発に関わって来たランディさんが
「反対とか賛成とかじゃなくて、これは対話でしか
解決していかない。日本がやることなんだよ
広島・長崎・第5福竜丸・東海村・福島と
5回も被爆している国は、世界で日本だけなんだよ」
と、言われていたのがぐさっときました。
廃棄物の処理も、事故が起きた時の対処も
何も出来てないうちに原発を稼働してしまい
取り返しのつかない大きな事故を起こしても
原発は再稼働している…
原発の平和利用の言葉は、もう私たちの心を
動かさなくなったし、安心・安全・低コストという
根拠のない言葉に、乗っかっていたとこに
日本中の人が気が付いたはず…
台湾は原発を全廃すると決断したのに、
なぜ日本はできないのだろう
こんな大きな原発事故を体験しているのに…
ランディさんの言っていた「対話」という言葉が
心にズシンと来ています。
身近な人から対話を始めることなら出来る
5回も被爆しているこの国に住んでるということは
傍観者ではないってことだから
そのことを、どれだけ自分のこととして受け止め
られるかってことなんだ…
この問題を解決するのは「対話」なんだ。