学校を卒業しても、人生の試験ていうのって、あるような気がします。何げないところで、結構重要な選択を迫られる時って、ありませんか。例えば、役員会で、どんな発言をするのかってね。そういう決断を迫られる時、神様はじっと、人間のすることを見ているそうですよ。
いやあ、何となく予感はしてたんですけど。まさか、ほんとに、「私がやる」と言ってしまうとは…。いや、PTAの会長のことなんですが。
会長になりたがる人なんていませんから、誰もが自分以外の誰かに押しつけようという、結構険悪な話し合いだったのです。でも、ああいう状況で、最後まで、他人に押しつけようとする態度を取り続けていたら、自分の奥で、神様がとても悲しい顔をするような気がして、つい…。でも、引き受けてしまった時は、落ち込みましたよ。こんな自分にできるのかと。
でも、これも、新しい自分になるための、いい学びの機会なのだと思って、がんばることにします。
これも、ある意味で、古い自分からの「卒業」かな。
(2005年3月ちこり33号、通信欄)