熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

3階建て木造建築の9割が欠陥住宅??

2013-02-07 19:50:57 | 日常の出来事・雑感
ある住宅鑑定士のHPに掲載されていた内容によると、この会社が検査した3階建て木造家屋の9割以上に欠陥が見つかったとある。

何故3階建てにそれほど欠陥が多いのか、その背景は以下のようだ。

1.3階建ての場合、住宅金融公庫の融資対象外となる物件が多いことから、完成後の完了検査を伴わないことにより、程度の違いこそあれ、いい加減な施工をする業者が多い。
2.3階建ての場合、耐火上と構造上の建築基準が厳しくなり使われる材料など制約が多くなるが、業者はこの当たりを知ってか知らずか、2階建てと同じ造りでもう一階付け足すといった感覚で建てられるケースが多い。

確かに、万一1階で火災が発生した場合、2階ならなんとか逃げおおせても、3階となるとリスクは高まる。故に耐火基準など厳しいことはうなづける。

9割以上が欠陥住宅と言っても、無視して良いような些細な欠陥を含めての数字かもしれないし、この”9割以上が欠陥”をどう受け止めるか人様々だと思うが、時折テレビでも取り上げられる欠陥住宅を見るにつけ、住宅購入やリフォームに際しては細心の注意が必要なことは言うまでもない。

更に、このHPには、一流ハウスメーカーと言えども安心出来ないと付け加えられていた。
確かに、一流メーカーの住宅でも、実際に手を下すのは下請けや孫請け。元請の施工監理とチェックがちゃんと機能していれば良いが、監理者の目が行き届かないところで質の悪い下請けや孫請けが手抜きすることは無きにしも非ずである。

気にし出すときりがないが、何事も業者を信用し過ぎては駄目だと言うことだろう。住宅に限った話ではないが。
そう言えば、最近発覚した手抜き除染もひどい話だ。

コメント
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