熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

住宅展示場見学

2013-02-16 17:29:04 | 日常の出来事・雑感
今日は近くにある住宅展示場を見学して来た。
鉄骨造りで如何にも地震に強そうな旭化成のヘーベルハウス、どんな構造になっているのか興味があり、現物を見に行くことを思い立った次第。

どこのモデルハウスも大きくて、一体誰がこんな家を建てるのかといつも疑問に思っているのだが、このモデルハウスもご多分に漏れず大きい。3階建て・2世帯住宅だが、延床面積は約300平米、屋上を含めるとバーベキューが出来そうな広いテラスデッキが4つもあったのが印象的だった。



ところで肝心の基本構造だが、柱は鉄製80mm角柱でその他の箇所にも木材は殆ど使われておらず、筋交いに当たる部分は形状記憶合金製の金具を使い、地震の揺れを吸収すると同時に揺れで歪んでも自然に元の形に戻るようになっている。
耐震等級は3、これなら想定外の大地震が発生しても大丈夫そうな印象。

家というよりはちょっとしたビルのような頑丈な造り。真ん中のクロスした部分、”制振デバイス”と言ってここで揺れを吸収するらしい。


壁・床・天井は、同社が製造する特殊な軽量コンクリート材で覆う、いわゆる外張り断熱と呼ばれる構造をとっている。
鉄骨部分を含めると壁・床・天井の厚みは20cm以上ある。


木材は殆ど使われていないのでシロアリ被害の心配は無用。しかも、外壁は特殊なコンクリート、これなら100年は持つのかと思いきや、想定耐用年数は60年と意外に短い。
昔の木造家屋の寿命30年と比べれば倍の長さだが、木材を使用していない家屋の寿命としてはちょっと短いような気もするが。

木造造りの家屋は、木のぬくもりを感じられて良いのだが、首都直下型地震のリスクを考えると鉄骨構造は安心できる。
但し、振動で潰れなくても周囲を火の海に包まれるとどうなるのか、鉄の柱とコンクリートの壁が残ったとして、果たして再生可能なのか、保証の限りではない。 ただ、阪神淡路大震災では、ヘーベルハウスは倒壊することなく、全焼もまぬがれ、再生できたとのことだった。

因みに坪単価は70~75万円とのことで、他社平均より1割ほど高いようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする