熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

山での就寝時防寒対策

2011-10-11 08:04:56 | アウトドア
今回涸沢で味わった就寝時の寒さ対策のため、早速、御茶ノ水のアウトドア専門店に出掛けて来た。

まずは、下半身の冷え対策から。
スタッフに相談したところ、THE NORTH FACEの“光電子”素材のアンダーウエアがお勧めとのことだったが、生地の厚さは従来品と変わらないうえ、本当に暖かいのか“光電子”素材の実力が自分にとっては未知数と言うことでパス。
ミズノのブレスサーモは発汗によって発熱する素材なのでどちらかと言えば行動中のアンダーウエア、就寝中にはブレスサーモ特有の効果は薄いようだ。
結局、Lowe Alpineのストレッチフリースを使用したタイツ(Aleutian Stretch Tights)を購入した。素材は、ポリエステル93%、ポリウレタン7%で厚めに出来ていて見るからに保温性は良さそうだ。重さは今までのタイツと差し引き80gの増加。少しかさが増えた。価格は8925円、アンダーウエアとしては高め。


次に、涸沢の夜、一番こたえた足指先の冷え対策だ。
某メーカーからダウンを使用したブーツ状の商品(写真)が販売されているが、ダウンの量が少なく、肝心の指先が当たる部分が薄い。これなら厚めの靴下と変わり無さそうだ。と言うことで、取りあえず、手持ちの厚め靴下2枚を重ね履きすることにした。 追加重量100g


テント下、地面からの冷え対策だが、使っていない銀マットがあったので、取りあえずエアマットと2枚重ねて試してみることにした。これなら、小石程度の凹凸にも効果的だ。追加重量160g

新たに購入した物はタイツだけで、重量の増加は合計340gに抑えられた。
まずは実証を兼ね、近い内に八ヶ岳にでも出掛けようと考えている。
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3輪車の事故

2011-10-10 09:20:09 | ツーリング・バイク全般
今朝、自宅前で3輪車の単独事故があった。
あまり見通しの良くない緩やかなカーブで曲がり切れず、道路横のコンクリートポール2本に続けざま衝突したようだ。車体と後輪部分の連結部品はちぎれていて、衝撃の強さを物語っている。かなりのスピードで突っ込んだのだろう。明け方の雨で路面がウエットだったのも一因かも知れない。
 

運転していた方は、頭部を強打したようで顔面は大きく腫れあがり頭部から出血していて、救急車が到着した時には意識がもうろうとしている状態だ。ヘルメットは着用していなかった。
てっきりノーヘルで違反と思いきや、警察官に聞くとこの車両にはヘルメット着用義務は無いというから驚いた。

調べて見ると、通常は原付自転車として登録されるのだが、左右の車輪の中心間距離(トレッド)を50cm以上に改造することにより「ミニカー」として登録できてヘルメットは不要になり、更に法廷速度が60キロにアップすることが分かった。原付の法廷速度が30キロだからこの違いは大きい。
しかし、トレッド以外の構造や車体の強度などは変わっていない。衝突した際の運転者への衝撃によるリスクは同じだ。にも関わらず、法廷速度が倍の60キロで、それもノーヘルで走れるというからおかしな話だ。それに、この3輪車、構造上カーブは苦手と来ている。自分だったら、とても怖くてこの車体で60キロなど出せない。

この運転者がもしヘルメットをしていれば、頭部へのダメージは相当軽減していたのではないだろうか。
たかだか、トレッドが数センチ長いだけでノーヘルOK、しかも法廷速度60キロにアップというのは、安全上いささか配慮に欠ける登録制度ではと感じた次第だ。

3輪車に乗る方は、「ミニカー」登録であっても身を守るためヘルメット着用をお勧めします。
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甘かった防寒対策

2011-10-09 16:02:38 | アウトドア
夏休みシーズンや今の紅葉期の山小屋は異常な混みようで、特に北アルプスなど人気の山となると畳1枚に2人、多いときは3人なんてこともある。

一度だけ、紅葉期に涸沢の山小屋に泊まったことがあるが、夜中大勢の宿泊客の熱気で暑いうえ、すし詰め状態で寝返りは打てない、トイレに行きたくても足の踏み場がなく我慢せざるを得なかったりと大変な思いをした。これ以降は、宿泊客が少ない日や雨の日を除いてテント泊に決めている。

今回の涸沢紅葉登山も当然ながらテントを担いで行って来た。
昨年もこの時期、涸沢を訪れているが最低気温は7、8度くらいだったと記憶する。そして今回も防寒対策は昨年と同じ準備で出掛けた。
ところが、今回は冷たい風が強く昼間ですら10度前後、夜にかけて気温は下がり続け、翌朝にはテント内ですら氷点下近くまで下がってしまった。

シュラフは、モンベルのアルパインダウンハガー#1。カタログ上では、「快適睡眠温度域-9℃~、使用可能限界温度-22℃、2000m級のほとんどの冬山で使用できる」とある。カタログ通りなら、零度でも大丈夫な筈だが、これが大きな間違いだった。

レインウエアを含め持参した衣服を全て着込んだ。
上半身は何とかなったものの、アンダーウエア1枚と登山ズボンだけの下半身と靴下1枚の足先が冷たくてどうしようもない。エアマットからも冷たさが伝わって来る。結局、あまりの寒さで一晩中、寝ることが出来なかった。

シュラフのスペックを過信しすぎたことと、寒さ対策が甘かったことを大いに反省した次第だ。 
早速、次回に備えウエアとマットなど装備品の見直しを始めた。なるべく重量を増やさず、且つ限られたザックの容量の中でいかに効果的な防寒対策を実現するか難しいところだ。

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涸沢紅葉登山

2011-10-08 21:30:42 | アウトドア
7日から1泊で涸沢に出掛けてきた。
涸沢の紅葉は、山岳紅葉としては多分全国で1,2位を争う人気ポイントだと思う。
奥穂高、涸沢岳、北穂高、前穂高といった3000mを超える高峰を背景にしたこの時期の涸沢の紅葉は絶景そのものである。

前夜、沢渡に到着、車中で仮眠して翌朝バスで上高地入りして涸沢を目指して歩き始める。
見頃のピークを向えているであろう紅葉の景色を思い浮かべながら、歩くこと約5時間。涸沢に到着した。
ところが、期待していた紅葉は見事に裏切られた。紅葉を通り越して何と茶色に変色していて、良く見ると既に枯葉状態。
理由は、5分程度まで色づいていた葉が先日の雪と氷点下にまで下がった低温で一気に駄目になってしまったようだ。
 

わざわざ重い一眼レフを持参したのだが、これでは撮影しても無駄である。仕方なく、二日目の朝、朝焼け(モルゲンロート)を撮影して、下山することにした。


連休前日とあって、山小屋は勿論、テント場も満員御礼の状態だった。今日は更に混み合っていることだろう。
それにしても若い女性、いわゆる山ガールが増えているのには驚いた。服装も皆さんカラフルだ。


因みに、昨年の涸沢の紅葉は素晴らしかった。今回もこの絶景を期待していたのだが。
   
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危険な自転車走行

2011-10-06 08:12:45 | 日常の出来事・雑感
最近の健康志向も追い風に自転車人気が高まっている一方で、マナーを守らない自転車が目立つようになり、メディアでもこの問題を取り上げる回数が多くなったように感じる。

一昨日、都内を歩いている時、若いサラリーマン風の男が猛スピードで自分の方に直進して来た。一瞬、ひやっとし、すれ違いざまに注意したが全く動じる様子はなく、逆に、「うるさい」といった類の捨て台詞を吐き、そのまま走り去って行った。
報道で目にした悪質な自転車乗りがいるんだと実感した次第だ。

そう言えば、最近、お笑い芸人が警察に検挙されて話題になったブレーキを取り外した「ピスト」と呼ばれる自転車、これは言語道断というしかない。こんな危険な状態で公道を走っている人は、「慣性の法則」を知らないのだろうか。

歩道をスピードを出して走る自転車の次に危険だと思われるのが無灯火の自転車。
これから日没時間が早くなり、服装も黒めのものが増えて来る冬場は、無灯火では認識しずらく自転車、歩行者双方にとって危険度が増す。

自転車は、道路交通法では「軽車両」として扱われ、無灯火や通行が禁止されている歩道を通行した場合など、違反行為として懲役や罰金刑が課せられる定めになっている。因みに、無灯火の場合は5万円以下の罰金である。
しかしながら、社会が自転車に対して寛容なためか、警察の取り締まりも注意までで、罰金を課すまではしていないのが実情だ。

たしかに、庶民の身近な足として普及している自転車に罰金刑は重すぎるように思えるが、自転車に追突され死者まで出ている状況を考えれると、悠長な事は言ってられない。それに残念ながら、注意程度ではマナーの向上は期待薄である。
ここはやはり、交通ルールの周知徹底とモラル向上のための猶予期間を設け、それ以降は違反行為に対しては注意にとどまらず、一歩踏み込んで厳罰を持って厳しく取り締まって行く必要があると思う。

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