小雨振る中、JR阪和線の和泉府中駅を下車、インターネットでとりこんだ地図を頼りに歩く。
和泉市民体育館に着くと、200名近くが並んでいた。その後ろに並んで入場したが、体育館は小さいのでどこに座ってもよく見える。空いていたので正面の一階に陣取る。すぐ前がリングだ。
スペル・デメキン { 6分48秒 デメキンスペシャル } 橘隆志
デメキンが椎間板ヘルニアで治療のため球場していたので、久しぶりの復帰戦である。無数の赤とオレンジのテープが舞う。試合は、途中で橘の腰への攻撃にもだえ苦しむ場面があったが、最後はきっちりとデメキンスペシャルで決めた。この技は、向こう正面に向いてかけていたので、正面からは見えにくかった。復帰戦を飾ったデメキン、マスク越しであったがうれしそうであった。橘はもう少し体重を増やすか、村浜のように蹴りを身につけていってはどうか。
ツバサ { 7分15秒 片エビ固め } 和田秀作
和田が一生懸命に攻めるが、ツバサに軽くいなされていたように思う。経験だと思うが、和田は相手の間合いをはずすなどのかけひきを覚えていけばどうか。ツバサ余裕の勝利!
バファロー { 9分22秒 エビ固め } 高井憲悟
試合の前半は一方的なバファローのペース、このままいくと思っていたら、高井の反撃が始まった。高井は何度か決まったと思ったカウント3をはね返す。打たれ強さがいい。バファローにしては、以外に手こずったような印象を受けた。高井はその元気よさが気持ちいい。経験を積んで、彼のキャラに合うマスクマンに変身してふてぶてしさを身に付けてほしい選手だ。それにしてもバファローのマスクはしぶいなぁ。
大阪タッグフェスティバル2001公式戦30分1本勝負
大王QUALT・○Gamma { 14分55秒 体固め } ●アステカ・ディアブロ
試合開始前からの、アステカ組の奇襲攻撃が功を奏した。しかし、QUALT組も反撃に転ずる。場外乱闘で、手押し車を持ち出し、ディアブロを台車に乗せてQUALTが猛スピードで走らせ、Gammaが待ちかまえていて箱で思い切りぶちのめすと、箱はコナゴナに飛び散った。場外乱闘は、目の前でやってくれるので、観客もそのたびに立ってかわさなければいけないが、これがまたおもしろい。
試合は、QUALT組の連携の方が上回り、Gammaがきれいに押さえ込む。覆面3人の中で、Gammaの表情が実にいい。つばをはくなど、悪ぶりもすっかり定着してきたような。近くで見ると、サッカーの中田に顔がそっくりであった・・・・・。
○スペル・デルフィン・くいしんぼう仮面・怪獣Zマンドラ { 16分14秒 デルフィンクラッチ } 村浜武洋・えべっさん・●橘隆志
えべっさんの試合前のセレモニーの長いこと・・・。皆、御利益を求めてお賽銭を納めては頭をなでてもらっていた。そして、くいしんぼう仮面の投げたお菓子(せんべい)を見事にキャッチした。個人的にはくいしんぼう仮面を応援しているのでうれしかった・・・。
試合の方は、お決まりのパターンの連なった首4の字固めや、えべっさんとくいしんぼうのダンスなどもあり、安心して見る事ができた。これもまたプロレス。 格闘技系の村浜がそのお決まりのパターンに笑いながら合わせていたのがおもしろい。しかし、ひととおり笑わせた他は真剣モード。特に、くいしんぼうの関空トルネードは素晴らしかった。あんなに回転してもきっちり相手に決めるということは、かなりの運動神経だと見た。
プランチャの連発を目の前でやってくれて、すぐ前に選手がもつれて倒れこんできた。村浜とくいしんぼうが目の前で関節技の掛け合いをしているのを見ていたら、リングではいつの間にかデルフィンがクラッチを決めてた。あやうく見逃すところだった。
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試合を終えたデメキンと記念撮影。