新日本プロレス「ベストオブスーパージュニア」の決勝戦がメインの興業を観戦。
第1試合
○棚橋弘至・鈴木健三 { 8分24秒 逆エビ固め }●柴田勝頼・井上亘
この4人の中では、やっぱり健三の体はきわだって大きくてごつい。しかし、健三はこのメンバーに合わせているようにも見えた。声援では、井上がけっこう人気がある。応援の垂れ幕も目立っていた。
第2試合
○愚乱・浪花・エル・サムライ・キャンディード{9分28秒前方回転エビ固め} ●ショッカー・シルバー・キング・ワグナーJR
この試合は楽しめたし笑えた。外人4人はジュニアといってもみなごつい体をしている。サムライと浪花が線が細く見えた。そのためか、ジュニアの6人タッグのお決まりの飛ぶのがあまり見れなかった。むしろ、ラリアットの打ち合いなど、力勝負が迫力あったなぁ。
第3試合
○スーパーJ・ヒロ斎藤・小原道由{10分11秒 体固め}●越中詩朗・真壁伸也・レイジ
それにしても、レイジの体がすごい。まわりの観客もしきりにそのことを言っていた。越中の何が何でもヒップドロップでいくのが笑えるのだが、ちょっとリングで笑いすぎとちがうかなぁ、もっとコワイ越中を見たい。
第4試合
○ジョンストン・飯塚高史 {6分37秒 スタンディングカカト固め}●西村修・吉江豊
西村のガウン姿がしぶい。グランドでの攻防が白熱していたが、吉江だけは体力を生かして力技を披露していた。一つ一つの技が重そうである。ジョンストンの固め技でアットいう間に決まってしまったが、もう少し見ていたかったような・・・。
第5試合
○藤波辰爾・ストロング・マシン{9分44秒 飛龍裸絞め}●AKIRA・蝶野正洋
さすがにカリスマ性を持った蝶野が登場すると、会場の雰囲気も盛り上がった。この試合辺りでチラホラ空いていた席もうまってきた。蝶野と藤波が遺恨がらみでやり合う。蝶野の試合運びがうまかったが、マシンのラリアットで一気に状況が変わってしまう。
ここで、リングにマーク・コールマンが登場した。「7月20日の札幌にPRIDEの王者として出る。誰でも挑戦してこい。」と参戦表明に会場が沸いた。そのまま、永田×安田戦をリングサイドで観戦していた。
第6試合
○永田裕志 {3分22秒 スタンディンブアキレス健固め} ●安田忠夫
試合には関係ない話だが、安田は試合前に売店のTシャツ売り場にいて、サインをしたり握手をしていた。間近で見るとやっぱり大きい。
さて、試合の方は、その大きい体を利した責めにちょっと苦しむ場面もあったが、永田はうまくいなしていた。勝負を決める前のローキックの連発はPRIDEに向けての試運転というところか。試合を決めた後の永田の厳しい顔が実に絵になっていた。藤田との試合を前にかなり充実している感じが伝わってきた。
第7試合
○天山広吉 {13分33秒 片エビ固め} ●中西学
この日のベストバウトと言っていいぐらい、激しいゴツゴツとした好試合となった。お互いにもう決まるかと思われる体勢をはね返す。本当にタフだ。天山は中西にアルゼンチンをかつがせなかったのが勝因か。実にうまくスリーパーで切り返していた。
第8試合
○武藤敬司 {18分33秒 体固め} ●小島聡
蝶野の登場以上の会場の盛り上がり。さすが武藤、役者が一枚上だ。試合はお互いに相手の足にポイントをしぼりドラゴンスクリューから足4の字をお互いに繰り出す。最後はお決まりのシャイニング・ウィザードがグサッと決まった!! 武藤が足をかなり痛そうにしていたのが気になる。
終了後、T2000のメンバーが乱入し、武藤にリンチ。武藤を羽交い締めにしておいて、蝶野がロープに飛んだ時に間に立ち塞がったのが小島であった・・・・。首を傾げる蝶野他・・・。小島がかわいかった。
第9試合 ベスト・オブ・スーパー・ジュニア優勝決定戦
○獣神サンダーライガー {26分12秒 片エビ固め} ●田中稔
この試合にかける両者の気持ちがぶつかりあった素晴らしい試合であった。稔の関節技に相当苦しんだライガーであったが、意地でもギブアップしない。ライガーのコスチュームがひや汗でどろどろになっているように見えた。
負けた稔が表彰式の時もリングの上で泣いていた。相当くやしかったのだろう。
9試合あったが、退屈せず楽しめた。特に後半のシングル4試合はどの試合も見応えがあった。コールマンも見れたし・・・・。残念と言えば長州・健介・カシンを見ることができなかったというところか。
帰りの路上で、大阪プロレスのチラシを配る和田選手に会った。がんばってるなぁ