第1試合 ○橘隆志{9分13秒 逆エビ固め}●福田ユタカ (デビュー戦)
福田選手を初めて見た時は、髪が長くて男前でなかなかカッコイイ若手だなと思った。大阪プロレスを観戦する度に、リングの周りでいそいそとけなげに働いている福田選手を見ていて、いつも気になる人であった。
大阪プロレスでのデビュー戦ということであったが、タッチーはかなりレベルアップしていて、余裕をもって福田選手の技を受けていた。福田選手もタッチーのようにいい体を作ってほしいと思う。
タイガースマスクとのシングルも近いうちに実現しそうだが、この二人はいいライバルになりそうな予感がする。
第2試合 ○タイガースマスク 高井憲悟{12分17秒 横入り式エビ固め}●シュウ ビリーケン・キッド
福田ユタカのデビューにより、タイガースマスクの初勝利の相手は福田かな、と思っていたら、先輩のシュウから見事なフォール勝ち。攻め込まれながらも耐える力が備わってきていて、得意技「六甲おろし」もズバリと決めた。試合後は涙で声が出ない様子であったが、振り絞るようにマイクでこれからがんばることをアピール!会場内にはあちこちで涙を流している女性の姿があった。この日、一番盛り上がった瞬間ではないだろうか。おめでとう!タイガースマスク!
第3試合 ○えべっさん アステカ{財津一郎ストレッチ(タケモトピアノ)}●トルトゥガー くいしんぼう仮面
前回のマザーホールで初めて見たトルトゥガーが光っていた。「亀」の声援を受けながら、くい&えべの芸に対抗できるキャラが見事だ。
最後にえべっさんが決めた技の名前が、場内アナウンスでは「財津一郎ストレッチ」まではわかったが、その続きが何を言っているのか聞き取れなかった。後日、それが「タケモトピアノ」だったと知り、何となく納得してしまった。
こういう輪の中にアステカが入っていて、それなりの動きをしていたのがかわいかった。
第4試合 ○ツバサ ブラックバファロー Gamma{12分19秒 横入り式エビ固め}●オリエンタル ミラクルマン 村浜武洋
実力者がそろった6人タッグで、場外を含めてあちこちで激しい攻防が繰り広げられた。ルード軍お得意の場外乱闘が目の前で見れるのは大阪プロレスの魅力のひとつでもある。フランソワーズがいないので寂しいなぁと思っていたら、東京でのタレント活動が多忙になったためにFLUXxxを卒業するそうだ。今後は月に2回程度大阪プロレスに登場しないらしい・・・・・。
第5試合 ○スペル・デメキン スペル・デルフィン{17分39秒 原爆固め}●大王QUALLT MA-G-MA
現タッグ王者チームが予選を圧倒的な強さで闘ってきた。このままいけば優勝はまちがいなしと予想していた。実際に試合の方もカルト・マグマ組が場外戦を制し、デメキンを標的に徹底的に痛めつけた。
しかし、デメキンはずっと標的にされてきたことにより、打たれ強さが格段にアップしていて、反撃も力強かった。最後はデメキンのシャイニング・ウィザードからデルフィンの臨海アッパー、そして、デメキンのジャーマンで、デメキン自身がカルトから完璧な3カウントを奪ってみせた。
試合後のデメキンの涙をこらえながらの宣言がとても力強かった。2001年はGammaがはじけた年であったが、2002年はデメキンの年になりそうな勢いである。