難所シリーズですが、アルマンド、クーラント、サラバンド、第2ガヴォットにも大変な部分があります。結局、技術的な難所がないのは、アルマンドと第1ガヴォットだけということになりますが、これらとて一般のリュート曲と比べると随分変則的な音の動きが見られます。(リュートの技術的に変則ということで、もちろん音楽的にどうこうというわけではありません。それどころかむしろ新しい技術的なスタイルを持ったリュート作品と言った方がいいかも知れません)
まずアルマンドです。後半の7小節目の冒頭の和音。上の音から言うと、ミ♭、ド、ラ、ファ、レです。そのまま音を出すには、弦の数か指の数が足りません。解決方法としては、レを10コースのオクターブ弦を使って弾く、あるいはラの音を6コースのオクターブ弦を使う、いっそ、レをオクターブ下げる、などの方法が考えられますが、私はラを6コースのオクターブで弾くという方法をとりました。
あと終わりから6小節目の後半に見られるバスの早い動き、これを親指だけでクリアに弾くのは難しい(音が濁り、かつ少し遅れ気味で重くなる)ので、9コースの2フレットを押さえてFの音を出すことにしました。これもきれいに弾くのはなかなか難しいです。
次にクーラントです。出だしは大変スムーズに演奏できます。同じようなクーラントのリズムを持つ、組曲ホ短調BWV996のクーラントとはえらい違いです。996番のクーラントは冒頭のトリルの処理に大変苦しみます。
995番のクーラントでは、後半の6,7小節目の部分が難所でしょう。7小節目の低音が動きながらトリルのところ方が難しいかもしれませんが、この低音はバス弦のオクターブ弦だけを弾けば出すことができます。バス弦のオクターブ弦だけを弾くのは結構微妙ですから、いっそバスをオクターブ下げて弾くというのも一つの方法でしょう。ま、オリジナルのバスのラインにこだわる私としては、その方法はとりませんが。(笑)
まずアルマンドです。後半の7小節目の冒頭の和音。上の音から言うと、ミ♭、ド、ラ、ファ、レです。そのまま音を出すには、弦の数か指の数が足りません。解決方法としては、レを10コースのオクターブ弦を使って弾く、あるいはラの音を6コースのオクターブ弦を使う、いっそ、レをオクターブ下げる、などの方法が考えられますが、私はラを6コースのオクターブで弾くという方法をとりました。
あと終わりから6小節目の後半に見られるバスの早い動き、これを親指だけでクリアに弾くのは難しい(音が濁り、かつ少し遅れ気味で重くなる)ので、9コースの2フレットを押さえてFの音を出すことにしました。これもきれいに弾くのはなかなか難しいです。
次にクーラントです。出だしは大変スムーズに演奏できます。同じようなクーラントのリズムを持つ、組曲ホ短調BWV996のクーラントとはえらい違いです。996番のクーラントは冒頭のトリルの処理に大変苦しみます。
995番のクーラントでは、後半の6,7小節目の部分が難所でしょう。7小節目の低音が動きながらトリルのところ方が難しいかもしれませんが、この低音はバス弦のオクターブ弦だけを弾けば出すことができます。バス弦のオクターブ弦だけを弾くのは結構微妙ですから、いっそバスをオクターブ下げて弾くというのも一つの方法でしょう。ま、オリジナルのバスのラインにこだわる私としては、その方法はとりませんが。(笑)