リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

英断

2009年04月16日 18時33分22秒 | 日々のこと
きょうのニュース:


米ユナイテッド航空<UAUA.O>は、満席便では肥満の乗客の予約を取り消し、後に出発する便で2席分を購入するよう求める方針を打ち出した。同社のスポークスマンが15日、明らかにした。・・・


これは当然ですね。英断です。去年スイスに行った帰り、隣のおじさんに大変苦労しました。何せ、プロレスラーのような体格の方で、腕の太さなんか私の倍くらい、手もグローブのような手の方で、体を斜めにしているのはとても苦痛でした。4時間くらいは我慢をしていましたが、とうとう我慢できず客室乗務員の方に頼んで、別の席にかえてもらいました。

このときはたまたま空いた席があったからよかったですが、もし完全に満員だったら、大変だったです。一種の拷問みたいなもんですから。(笑)

でもよく考えてみると、なんで私が移動せんといかんのかと思いましたね。本来だったらそのレスラー氏が移動せんといかんのですわね。自分の体格をもっと自覚してほしいですが、そういう人に限ってなぜか全く遠慮なしですわ。困ったもんです。

日本の電車でもときどきよく似たことが起こります。

「私が太っていて、席を取りすぎだって、あんた、言ったら、人権問題だわよ」

と言わんばかりに、足をガバっと広げてすわっている方がいまして、気の弱い私は、体を斜めにして、小説を読んでいました。言わなくても、こっちの体が斜めになっていることくらいはわかってほしいです。

ユナイデッド航空みたいな航空会社が増えれば、ありがたいと思いますが、肥満の乗客であるという認定はどうするんでしょう?チェックインのときに身体検査?体重計に乗ってもらう?結構微妙なところも出てきそうではありますが、まぁ、こちらの立場が改善されたのは間違いなさそうです。