リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

録音第一日目終了

2011年04月09日 02時43分58秒 | 音楽系
昨日バーゼルからドイツのロットシュテッテン・ナックという片田舎に移動しました。ここに録音スタジオがあります。スーパーもお店も何もない、人口200人の村です。ホテルの前の道を10分くらいあるくとスイスに入ってしまいます。

この村に一軒だけあるレストラン兼ホテルに滞在しています。こんな片田舎のホテルですが、無線LANでインターネットに接続できるのは時代というものですねぇ。ここでもiPod touchが大活躍です。

来るときユーロに両替しようかなと思ったんですが、よく 考えてみたらお金を使う場所がそもそもないんですよね。ホテルのは支払いはカードだし。従ってユーロなしでやって参りました。

今日は録音の第一日目です。バッハの組曲第二番を録りました。この組曲は無伴奏チェロのための組曲はをリュートにソロに編曲したものです。バッハの無伴奏チェロ組曲の中ではもっとも知られていない曲のようですが、とても素晴らしい曲です。この曲が6曲が中でもっともマイナーであるのは、ひょっとすると第二番をであるからかもしれません。もしこれを第一番だったらもっと知名度が上がってたのかもしれません。作品は、憂を帯びた表情が魅力的な傑作です。