リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

最後の日

2011年04月12日 20時55分50秒 | 音楽系
今日はラスト・デイですが、始めてのフリー・デイです。昨日までは初夏を思わせるような陽気が続いていました。もちろん全部晴天です。やっと街をブラブラというかフラフラ歩くことができる日が来たと思ったら、朝からあいにくの小雨。気温もフリース一枚だとちょっと小寒い感じです。雨は昼過ぎには上がって晴れ間ものぞくようになってきましたが、気温は今までよりはかなり低く、風も少しあります。

ま、雨男の私としてはこれでも上出来で、録音や移動しているときに雨が降らなかっただけでも御の字です。

ドイツのホテルを出るときに注意をしていたんですが、日本語の小説をトイレに忘れてきたようです。ヤンに連絡してこの次来るまでとっておいてもらうようにします。こっちに来てさらにもう一つ忘れ物をしてしましました。

昨夜9時過ぎにスタバへ行ったんですが、帰り際にフリースを忘れてきました。椅子にひっかけたまま帰ってしまったようです。今朝フリースがないのに気づきましたが、まず間違いなくスタバだろうと思い、朝食がてら出かけました。やはりここはスイス、ごくあたりまえにとっておいてくれてありました。ま、あの安物のフリースなんか、どこの国へ行っても持って行ってしまう人なんかいないでしょうけど、とりあえず一安心。

午前中はお土産のスープの素とメルクアのチョコレートとメガネ紐買いに行きました。土産というよりりどっちかというと生活用品という感じですが・・・最初に書きましたように今日は最初で最後のフリーな日ですので、これから美術館にでも行ってみようかと思います。

モーリスの工房を訪問

2011年04月12日 16時21分30秒 | 音楽系
ホテルの支払いを済ませて、ヤンに近所の駅まで送ってもらいました。このあたりはスイスとドイツが入り組んでいまして、車で走っているとすぐスイスにはいってしまいます。乗った列車はシャフハウゼン方面来ていまして、途中でドイツに入り、またスイスにはいります。国境がこんなに入り組んでいるということは、昔はややこしい争いんごとなんかが一杯あったんでしょう。 このローカル列車を途中で一回乗り継いでチューリヒの中央駅に到着です。ここからモーリス宅の最寄り駅、シャテル・サン・ドゥニまで行きます。目的駅までまだベルンとパレジューで乗り換えなくてはいけません。 本当に素晴らしい天気で、パレジューで乗り換えたあとは、超ローカル線(何線というのかは知りませんが)の車窓は春は真っ盛りりという完成度のでした。もっとも以前この時期にきたときは小寒い感じでしたので、多分異常気象なんでしょう。 シャテル・サン・ドゥニ駅までにはほぼ時間通りに到着。モーリスはすでに車で迎えに来てくれていました。この前ここに来たのは確か2008年の秋ですから2年半ぶりです。モーリスはとても元気そうでした。迎えに車の中の話題は、はやり日本の大地震と原発事故のことでした。そのときはわたしはまだ知りませんでしたが、また大きいので余震がおこったと彼は言っていました。 自宅近くのレストランでお昼を一緒にとり、早速自宅兼工房へ。わたしの生徒3人が注文している楽器はスイスにでも完成していまして、そのうち2台には弦もかけてありましたので、早速試奏です。まったく音を出したことのない状態から30分くらい演奏していると楽器はというものは見る見る目覚めて来るものですが、今回も音がどんどん変化してのが手に取るようるに分かります。ま、楽器ですから実際に手手に取っているわけですが。(笑) あと1台については弦が張ってなかったので、残念ながら試奏はできませんでしたので、これは日本に送ってもらってからのお楽しみ味です。 わたしの楽器の弦高が少しは高めだということを話したら、無料で直してもらえるということでしたので、急遽予定変更してあずけることに。従って帰りは荷物がひとつ減り楽になりました。