リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

弦を張り替える

2015年11月21日 00時33分42秒 | 音楽系
29日のコンサートも近づいてきました。今日あたりに弦を替えておかないと、本番で狂いまくりになります。今までよくあったことですが、さあ弦を替えよう→不良弦続出→弦が足らなくなった!ということのないように、10月のはじめに弦を購入して置いてあります。

今回は、1~4コースは既に10月に張り替えてありますが、2コースと3コースのバス弦側だけ替えることにしました。この2本は10月に張り替えたとき振動不良が気になっていた弦です。7コース以下のバス弦と5,4コースはカーボン弦ということもあり、ほとんど交換の必要はありません。

リュートの細い弦(1~3コース)は細い分、高い精度が要求されますが、どこのメーカーも全く精度がよろしくありません。今回は2コースにP社の0.55ミリ、3コースにA社のNG60を張りました。

今回もご多分に漏れずそれぞれ3本目でやっと使えるのに巡り会いました。以前ひどいときは8本取り替えてもまだいいのが出てこなかったときもありました。これって、多分悪いロットに当たったらそのロットは全部ダメかほとんどダメというのが経験則。今回もA社のナイルガ〇ト弦は、BE9/2015というロット番号のものは2本張ってもだめでしたが、BH8/2015だと一発でオーケーでした。

こういうことがあるので、弦の購入も各ゲージとも8本ずつ注文しましたが、残りは5本、この中から何本いいのが取れるのでしょうか。