リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

バロック音楽の旅12全日程終了

2019年01月21日 22時16分31秒 | 音楽系
バロック音楽の旅12の全日程が終了致しました。本年度もいつもと同じ、全6回のレクチャーとコンサートからなるシリーズです。最終回の6回目はリコーダーカルテットの「まるかる」をお迎えしました。



まるかるは太田光子さん率いるグループで、当シリーズでも特に人気の演奏家ですので、結構前から問合せがありました。何とこの6回から(というか最終回なので「だけ」になってしまいますが)参加された方が13名にものぼりました。これはさすがにバロック音楽の旅史上初めてです。なんと遠く関東からいらっしゃった方も。さすがですねぇ。

プログラムは「まるかると行く、イタリア、フランス、イギリス、オランダ、ドイツの旅」と題しまして、以下の曲目を演奏していただきました。

ジョヴァンニ・ガブリエリ (1554/57-1612)
カンツォン第2番

タルクィーニオ・メールラ(1594/95-1665)  
カンツォン第2番「うぐいす」
  
ピエール・アテニャン(c.1494-1551/52)
パッサメッツォのパヴァーヌ、ガリヤルダ、ブランル、バス・ダンス

リチャード・ミーコ(1590-1661)
パヴァーヌ第2番

ウィリアム・バード(1543?-1623)
セリンジャーズ・ラウンド

ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621)
エコー・ファンタジア

ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750)
プレリュードBWV899、フーガの技法第1番ニ短調BWV1080

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)
協奏曲へ長調 TWV40:202



華麗なテクニックと息のぴったりあったアンサンブル、そして表情豊かな音色に受講の皆さんもうっとり、曲が終わる度に感動のため息が聞こえてきました。会場となったくわなメディアライヴ1F多目的ホールの残響がとても豊かで音質もいいので、リコーダーの音がホール中響きわたっても耳にはとてもマイルドでした。また近いうちに本講座にお呼びしたいと思います。

来年度は、バロック音楽の旅13と題してしてまたレクチャーとコンサートからなるシリーズを企画しております。例年と異なり、第1回目が9月で、次の年(2020年)の2月まで毎月続きます。桑名までそんなに遠くないという方はぜひお越し下さい。桑名からずっと離れている方もお待ちしております。