リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

犬との距離(1)

2023年12月08日 12時10分08秒 | 日々のこと

桑名市にある特別支援学校の校長先生が、ある生徒に対する姿勢として「犬のように扱ったらいい」というようなこと言って一般教員の指導をしたという報道がありました。ウチの近所の学校の話です。人を人扱いしないそんな指導法は言語道断です。校長ともあろうお方がいったい何をお考えなのか。

最近は人と犬の距離が混乱していて、例えば自分の飼い犬に対して「この子」と言ったり、自分の子供以上に犬に愛情を注ぐ人もいらっしゃいます。犬の毛を刈ったり、と当然寒くなるので服を着せてお散歩。犬は本来は「いーぬは喜びにわかけまわり、ねーこはこたつで・・・」という歌があるように寒さに強いはずですが。そういうのって正直私はとてもじゃないけどついていけません。周りにはそういう方の方が多くいらっしゃって私は少数派みたいな感じがするので合わせてはいますが。(笑)

その校長を擁護するわけではありませんが、彼女は犬をまるで人間みたいに扱って飼っている方なのかも知れません。犬は犬であるはずなのに、距離が近すぎてその境目が分からなくなっていたところがベースにあった可能性はあります。そのような方が人を教え導く教育の指導的立場に立つのは残念なことですが。