読譜力をつけるために、
◎いままで練習してきた曲を何度も楽譜を見て弾いてみましょう。
弾けるようになった曲をまた楽譜を見て弾く場合、実は指の動きを覚えてしまっていてその記憶だけで弾くケースがとても多く、実は楽譜を見ていないのです。弾く毎に頭の中を空にして、楽譜情報をその都度入力しながら演奏するようにしましょう。曲は音階練習の曲でもいいのです。
読譜力をつけるために、新しい曲を次から次へと弾くというのはとても有効ですが、この時点では単に弾き散らかすことに繋がる恐れがあるのでお薦めしません。今まで弾いてきた楽曲を使うことで充分有効です。
読譜力がついたらヴァーチャル・リュート構築は一歩前進です。
ここまでの確認事項:
◎タブをみたら一瞬で何調の曲かわかるか
とりあえず、弾いたことがある3つ位の調がわかれば充分です。注意すべきは、◎◎の曲はヘ長調などと結びつけてしまわないで、その都度頭を空にしてタブを見て判断することです。
◎リュートの各弦の各ポジションの音の音名がわかるかどうか。もちろんバス弦全ても。
全ての半音がわかれば理想ですが、いままで弾いてきた調の音階がわかれば充分です。
(ローポジション全コースと1~3コースの9フレットくらいまで。バロック・リュートの場合は、1~3コースまでの音名が分かれば、オクターブ違いの4~6コースも分かったことになりお得です)